幸せな未来を考えたい人のための幸せな明日を探せるブログ

「(旧タイトル:サーチライト)AIなどの最先端技術と人間の幸せが両立する社会を実現(目指す)するための提言」

『来たら怖い首都直下型地震!』

来たら怖い首都直下型地震!

  

【首都直下型地震はいつ来る?】

首都直下型地震が、30年以内にやってくる確率は70%という予測があります

30年以内といっても、いまから30年後というわけではなく、明日かもしれないし、来年かもしれません。

とにかく、“30年以内に“と言い切ってしまっていることが怖いですね。

もちろん100%ではないから、大地震は来ないかもしれません。

 

30年以内に首都直下型地震が来ないパーセンテージが30%もあるのだから、来ない可能性もあります。

 

しかし、1年後か、10年後か、30年後かは別にして、来てほしくないけどいつかくるのが地震というものです。

 

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人口の多い東京を中心とした首都圏で大地震が起きれば、その被害は計り知れません。

交通網は麻痺し、物流が止まり、ライフラインも使えなくなる。

なにより食料とトイレに困ります。

さらに自宅が崩壊してしまったり、家族をなくしてしまったら、生きる気力さえ奪われてしまうかもしれません。

避難所生活は、プライバシーを守ることが難しく、ストレスが溜まり、体調を崩す人も出てきます。

自宅という資産であり、生活の場である住居を失うことは、言葉では言えないくらい大きなショックです。

 

ですが、日本は地震大国。

日本中、どこに住んでいても地震の心配があります。

 

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近年起きた大地震は、熊本地震2016年、東日本大地震2011年、阪神淡路大地震1995年などがあります。

 

近年起きた地震で、いまだ起きていないのが首都圏なのです。

ですから、次は首都圏に大きな地震があってもおかしくないと言えます。

 

地震などの災害対策にはいろいろな切り口がありますが、今回は「住宅」という点に注目してみたいと思います。

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『進化する超絶技巧ロボットアーム!』

進化する超絶技巧ロボットアーム!

 

【ロボットが人間に近づくためには】
ロボットというと、アトムとかドラえもんなどの人型をイメージする方も多いと思いますが、現在活躍しているロボットのほとんどは人型をしていません。
では、どんなロボットなのかというと“アーム”です。
つまり人間の腕の代わり、もしくは人間の腕や手で出来ること以上のことをするロボットアームがロボットの主流なのです。

足は移動のために必要なものなので、作業だけに特化したロボットであれば足は必要ありません。

人間が他の動物とは違い道具を使い様々な物を造り出すことができる理由は、“腕”または“手”が器用に使用できるからです。
四つ足の生き物はモノを掴むことはできません。
ですから道具を使用することも人間のようにモノを使用することが出来ません。
極端な言い方をすると、人間が知的生命体であるためには腕と手の機能が必要だと言えます。

ですからロボットで一番重要な部分が“アーム(腕)”なのです。
このロボットアームがいま劇的進化を遂げています。

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『働き方改革!最先端の働き方改革!』

日本人の働き方を変えろ!最先端の働き方改革!


【働き方改革を一歩リードする企業】
〈サイボウズ〉
サイボウズはビジネス(仕事)に必要な作業がすべてオンライン上で行えるサービスを提供している会社です。

 

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サイボウズでは「100人100通りの働き方」を実践しています。
例えば、通勤ラッシュが苦手な人が時間をずらして出社したり、子供を持つ人が保育所に預けてから出社するなどが可能なのです。
つまり、働く時間と曜日を自分の都合に合わせて希望を出して、その通りの働き方が可能なのです。
おもしろいのは野球のカープファンの人がカープ戦のある日は17時までしか働かないと宣言することで、それが通ってしまうところです。
(ちなみにその方は普段は18時まで働いています)

いままでの仕事への意識ならば、趣味を優先して仕事を怠けるのかという意見(考え)が主流だったでしょう。
古い世代になればなるほどその傾向は強いはずです。
それが個人の趣味を優先しつつも就業することが許されるという働き方を実践しているのがサイボウズなのです。

つまり働く社員個人と会社側がお互いに尊重し合い、効率のいい働く環境を作っているということです。

サイボウズがどうしてこのような大胆なことをしているかというと、それは理由があります。
実は、2005年頃に離職率が28%もあったのです。
4人に1人が離職していたのです。
すると毎週送別会があるような状況だったのです。
こうした事態を打開するためにサイボウズが打った手が「100人100通りの働き方」だったのです。
社員が退職する理由は様々です。
「子供が生まれた」「給料が安い」「残業が多い」「人間関係がうまくいかない」「出社時間が早い」「空気が重たい」「会社では集中できない」など。
サイボウズという会社は、それを社員の我儘と捉えるのではなく、それを改善することで長く働いてもらう方向で経営方針の舵をきったのです。

つまり、無理に会社のルールに社員を当てはめようとするのではなく、会社が社員の個性的な人生に寄り添う形をとったということです。
社員の多様な働き方を認めたのです。
この辺の感覚が世間の多くの企業とまったく違うところなのです。
そのおかげで現在は離職率が4%まで下がったようです。
他にも残業時間を大幅に削減しました。
その結果業績は落ちるどころか、伸び続けているのです。
古い価値観の経営者は、社員に休みを増やしたり残業時間を削減したりすれば、業績が落ちると思っている方が非常に多いようです。
しかし、ほとんどのケースで逆に業績は伸びています。
無理して働くよりもリフレッシュしたり、趣味などを大事にすることで逆に働く意欲が高まるのです。

サイボウズでは、在宅勤務(毎日ではない)も副業も認められています。
この二つが認められるということの意義は大きいです。
在宅勤務に関しては事務系の職業でないと無理なこともありますが、いまの時代パソコン1台あれば仕事ができる時代です。
ならば会社にいなくても自宅でも働くことは可能なはずです。
しかし、古い考えの方は、同じ職場にいないことを認めることが出来なかったり、怠けるのではないかと思ったりして、在宅勤務を認めようとしません。
在宅勤務をしたいなら他の会社に行ってください、ってな感じでしょうか。

それと就業時間以外はプライベートのはずなのに、会社の規則で副業を違反とする会社が殆どです。
これはまったく筋違い、おかしな話だとわたしは思います。
就業時間以外のプライベートにまで口を出す権限が会社にあるのでしょうか?
ないはずです。
それは会社が勝手に作った就業規則であって法律ではないのです。
ですがいままでは会社側が強い力を持っていた時代だったので就業規則に従えないのなら他の会社で働いてください、ということだったのです。
しかし、いまは少子化により人手不足です。
会社側の言い分はこうです。
「副業などをすると、疲労がたまり、本業に支障がでるから」
それが問題となるなら何十時間も残業したり、飲み会につき合わされたりして帰宅時間が遅くなるのも同じ理由となるはずです。
要するに過去の会社経営は軍隊方式だったのです。
戦後の混乱期から立ち直った日本は軍隊方式でみな一列に並んで同じ武器を持たされて働いてきたようなものだったのです。
そうした軍隊方式に似た経営システムでは今の時代乗り切っていけなくなっているのです。
それはなぜか?
軍隊方式では、個人が持っているアイディアを引き出せないからです。
いまの時代は想像性が求められる時代だからです。
プラス、生き方が多様化しているからです。
そのアイディアは多様な価値観に対応しなければならないため、一人の人間の知恵だけではやっていけません。
多くの人の知恵を集めて、善きアイディアを集めることが求められる時代となったのです。

それとこのことを言っている人は少ないのですが、日本人の意識の問題が絡んでいます。
どうして副業や在宅勤務がいままでタブーとされてきたのかというと、日本では「自由」という価値観よりも「忠義」あるいは「忠節」が求められる社会だったからです。
要するに武士の価値観なのです。
「忠臣は二君に仕えず」ということを知らぬのか~!
ってなことです。
武士の文化的背景を持つ日本人は無意識に「忠」を求めていたのです
「己を殺し、お家のために身を尽くせ」
みたいな価値観があったのです。
そうした価値観は死につつあります。
サイボウズは、「会社への忠」よりも「働く社員の個人の自由」を尊重しているのです。

驚くことにサイボウズは、副業を認めているだけではなく「サイボウズで副業しませんか」と呼び掛けているくらいなのです。
つまり他の仕事をしているひとにサイボウズでの副業を呼びかけているのです。
太っ腹~!
こんな会社めったにないですよ。

他にも社内に託児所があるので子供と一緒に出社することも可能です。
お酒や食事を楽しめるキッチンなども完備しています。
社員がリラックスして働ける環境作りに力を入れています。


本来、プライベートな時間に副業しようがなにをしようが自由なはずです。
もちろん本業の仕事に差支えがなければですが。

サイボウズは在宅勤務と副業を認めているので、子供を持つ人が子育てをしながら働くことも出来るし、音楽が趣味の人が「ライブがある日は休みにする」という働き方が可能なのです。
サイボウズは、働き方改革の最先端を行く企業なのです


〈GMOインターネットグループ〉
GMOという企業をご存知でしょうか?
ブログやネットビジネスをやっている人なら一度はどこかでその名前くらいは見た覚えがあるでしょう。
GMOはインターネット広告事業やインターネット金融事業、仮想通貨事業など幅広くインターネット関連の事業を運営している企業です。
GMOでは、福利厚生に力を入れています。
毎日15種類以上のメニューが選べる無料の社員食堂や午後の休憩時間に昼寝が出来る「お昼寝スペース」、さらにエクササイズが出来るジムまで完備しています。
おまけに託児所も用意されています。
(ただ、このお昼寝スペース、大勢の人が小さなベッドに寝るのですが、隣の人とくっ付いているため、いびきをかく人がいたら寝れなさそうです)

 

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GMOがどうしてこうした手厚い福利厚生を行うかというと、2005~2006年頃にクレジット事業の不振により倒産の危機にあったからです。
そのとき倒産の危機を乗り越えるために支えてくれたパートナー(社員)に還元したいという社長の思いから始めたことなのです。
GMOでは社員(従業員)とは言わずにパートナーと呼びます
従業員と呼ばずにパートナーと呼ぶ、ここにGMOの人材にたいする姿勢が如実に表れています。
要するに、パートナー(社員)を大切にしている、ということです。
大切にされたら頑張りますよね。
GMOのように働く人の立場に立ってその気持ちを汲み取ることで、働く人のモチベーションをアップさせる。
こうしたことも働き方の改革の一つであると思います。


【21世紀の働き方とは】
高度経済成長を成し遂げた日本の働き方は、日本人が得意の集団戦法でした。
20世紀の日本人は、聖徳太子が言ったように「和をもって貴しとなす」の精神で集団で同じ目標に向かって一致団結し、同じことをして頑張ってきた。
そんな働き方でした。
言葉は悪いですが、ものすごく働き者の蟻の集団みたいなものでした。
ですが、それがいまは完全に崩れてします。
21世紀の働き方は「個性をもって貴しとする」です。


【個人的な意見】
これからの時代は会社側が枠を設け(働く時間やルールなどの就業規則)社員を会社側の思い通りのルールを押し付けて働かせようとする時代は終わりを告げようとしています。

これからの時代は、個人の生き方を尊重することが求められます
働き方のスタイルを個人が選択することが可能となる時代がやってきます

キーワードは「個人の個性と自由を尊重する」です。

十人十色の生き方を認める働き方を確保している企業だけが有望な人材を確保し、生き残れる時代が目の前まで来ています。

命令一つで社員を働かせる時代は終了しました。
サイボウズのように、多様な生き方を認めるのか、GMOのようにパートナー(社員)をとことん大切にするのか。
そうした取り組みが無ければ21世紀を生き残ることは難しいでしょう。

 

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それがAIやロボットなどの新しいテクノロジーと共存する働き方なのです。


お読みいただきありがとうございました

 

 

『働き方改革!過労死を無くせ!』

日本人の働き方を変えよう!過労死を無くせ!

 

【働き方改革とは?】
2019年4月に働き方改革の新しい法律が施行されました。
それで日本人の働き方は変わるのでしょうか?

日本は1950年代から高度経済成長によって急速に成長し、経済大国へと昇り詰めました。
バブル時代には「24時間戦えますか?」なんて言うCMが流れたりしていました。
「ガムシャラ社員」などと言う言葉も生まれていました。
ガムシャラに働くからガムシャラ社員。
朝から晩まで仕事、仕事、仕事に追われる生活。
家庭を返りみないで、それこそ仕事漬けの生活をして、子供の寝顔しか見れない父親がたくさんいました。
そうした世代の人たちが汗水たらして頑張って働いてくれたからこそ、日本は経済大国になり、豊かな暮らしができるようになったのです。

しかし、現在の日本は物資に恵まれ、モノにあふれた豊かな国となりました。
1950年代は、戦争によって物資が不足し、日本人の生活は困窮しました。
そこから立ち直るために日本人はガムシャラに働いてきたのです。

1990年代では、世界の企業の時価総額ランキングに7社ほどがベスト10入りするほど、日本企業は世界に影響力を持つ国になったのです。

そこには豊かさを求める欲求がありました。
ちょっと古い話しですが「三種の神器」という電化製品を手に入れるのがステイタス(憧れ)だった時代があります。
三種の神器とは、「白黒テレビ」「洗濯機」「冷蔵庫」のことです。
映画「三丁目の夕日」にあるようにテレビ放送を自宅で見れる家庭は少ない時期があったのです。

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そうした電気製品を買うためには、やっぱり働かねばなりません。
豊かな暮らしを求めて、ガムシャラに働いた時代があったのです。
ちなみに1960年代のイザナギ景気の時には「新三種の神器」と呼ばれる電化製品「カラーテレビ」「クーラー」「自動車」が国民の憧れでした。

戦後の焼け野原から立ち上がった日本人は、豊かさを求めて働いてきました。

現在、国民全体が“欲しくてたまらない製品(商品)”ってありますか?
スマホでしょうか?
でも、スマホも相当普及しています。

そう、物質的には日本は豊か過ぎる国へと変貌を遂げたのです。
ですから、フードロスなどという問題も起きてくるのです。

物にあふれた日本人はガムシャラに働く理由がなくなったのです。

そしてもう一つ問題なのは働きすぎによる過労死や過剰なストレスによるうつ病などが社会問題となっているのです。

そうした社会問題を解決するために「働き方改革」が叫ばれているのですが、政府主導の働き方改革のポイントは3つです。

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『AIロボットの劇的な進化が人間の仕事を奪っていく【後編】』

AIロボットの劇的な進化が人間の仕事を奪っていく(後編)!


まずは【前編】

www.shiawasenamirai.com

と【中編】

www.shiawasenamirai.com

をご覧ください。


【AIやロボットによって失われる雇用の割合】
ある調査によれば、驚く予測が出ています。
2020年代の初め頃にはすべての雇用の約3%がAIやロボットに奪われ、2020年代の終わりになると20%以上が奪われてしまうという予測です。

つまり5つある仕事(職業)のうち、1つは無くなるということです。
さらに2030年代半ばには、30%に達すると予測されています。
これは雇用の約1/3が消えることを意味しますから、AIやロボットに雇用を奪われても生きていける社会システムが必要となります。

シンギュラリティ(AIが人類全体の知能を超える)が起こるとされている2045年には一体なにが起きるでしょうか?
2045年といえば、26年後です。
いま大学を卒業して22歳で職に就いた人が48歳という働き盛りをむかえるころです。
そのころになって仕事(職業)を失うのは人生の大打撃です。
そうです、若い人たちはいまからAIロボット時代に備えておかなければいけないのです。
新しい知識なり、新たな職業につくための能力開発をしておけなければ生き残れない時代が来るかもしれません。

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『AIロボットの劇的な進化が人間の仕事を奪っていく【中編】』

AIロボットの劇的な進化が人間の仕事を奪っていく(中編)!


まずは【前偏】をご覧ください。

 
【未来のAIロボット時代を予感させる事例】
〈商品管理ロボット〉
あるネット通販会社では、「商品管理ロボット」を導入しています。
そこにあるのは碁盤の目のように張り巡らされたレーンの上をAI搭載のロボットがせわしなく商品を運び管理している風景です。

客から注文が入るとAIロボットは発送の準備をするとともに、膨大な注文データを元にして、次に仕入れる商品をAIが決めていきます。
通常、ネット通販の商品管理や発送では、仕分け作業に人間が従事していました。
5万点におよぶ商品はすべてAIが売れ筋を予測し、発注するのです。

 

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つまり、ほぼ無人で商品管理、発送準備、データ管理、売れ筋商品の予測、注文作業をAIが行ってしまうのです。
人間がやることといえば、AIが準備した商品をAIの指示に従って梱包するだけなのです。
それが人間のやる唯一の仕事です。
しかも指示はAIが出しているということがポイントです。
人間の作業員は、画面から送られてくるAIの指示に従って作業していきます。
つまり、人間よりもAIの立場が上であるということです。

私はこの風景を見て「素晴らしい」と思うと同時に恐ろしさも感じました。
もし、未来社会の仕事のほとんどにおいてAIが人間に指示をだすようになったとしたら、一見便利で楽なようですが、一歩間違えば「ターミネーター」の世界が現実のものとなってしまう恐れもあるのではないかと思ったのです。


【人にやさしいAIとは】
フランス・パリに「人にやさしいAI」を開発している人がいます。
それは音声で電気製品をコントロールできるAIです。
この重要なポイントはネットにはつなげずに使うことが出来るというところです。
マイクが拾った音声データはすべて内部の電子基板の中のAIが処理します。
ですから情報が外に漏れる心配がなく、プライバシーが守られるのです。

プライバシーを守りながらAIを使うことが出来る、この考え方は非常に重要であると思います。
現時点でのテクノロジーのほとんどはネット接続することがほとんどなので、情報(プライバシー)が漏れてしまう恐れがあるのです。
時おりニュースで個人情報が流出したなどと報道されています。
個人データが部外者の手に渡ってしまう危険性を含んでいるのがいまのネット社会なのです。

AIは便利なのですが、常に個人情報をネット上にさらけ出しているようなものなのです。
あるいは知らず知らずに個人情報を取られているようなものなのです。

フランスでは9%近い失業率が問題とされています。
AIが効率化のためだけに導入されれば、失業者は増々増えていくでしょう。


【ドイツのAI革命】
ドイツはいま国を挙げてAIなどのテクノロジーに力を入れています。
国家の政策として「インダストリー4.0」を掲げ、AIやロボット、IOTなどのインターネット技術を駆使して新たな産業革命をリードしようというのです。
「インダストリー4.0」を日本語に訳すと「第4次産業革命」です。

ドイツでは、AIとロボットだけの工場がすでに稼働しています。
例えば、名刺ケースをネットから注文すると、AI工場にて製造が始まります。
間違いなく注文のとおり作られているのかを確認するのも人間ではなくAIです。
生産ラインが離れていてもロボットが作りかけの製品を自動で運んでいきます。
こうしたAIとロボットだけの工場を「スマートファクトリー」と呼んでいます。
こうしたことをすることで海外に出て行った工場を国内に呼び戻そうとしているのです。

ドイツが国をあげておこなっていることは、「人間がいなくても成り立つ新産業」なのです。
では、まったく人間がいない無人工場なのかといいうと、現時点ではAIやロボットを外からコントロールする人間が必要だということです。
しかし、労働力としては、ほぼ人間を必要としない産業形態を作り出そうとしています。
これは今までの仕事がなくなることを意味するので、労働者(社員)は今までと違った内容の業務に就くことになります。

ドイツのスマートファクトリーは大企業を中心にして、続々と導入されています。
しかし、雇用確保の政策を掲げているドイツでは雇用確保も避けて通れません。
経営者とすれば、すでに人間の社員がいなくても工場は稼働させることが出来ます。
しかも人間のように休憩はいりません。
24時間、ミスをしないで働き続けることが出来ます。
経営者とすればこんないいことはないと思うでしょう。

しかし、民主主義の時代ですから、人間を雇わなくてもいいと国家が言ってしまったら、次の選挙で議員は落選、政権は交代してしまうでしょう。
ですから、現時点ではAIとロボットの導入だけでなく、人間の雇用も守ると言っているのです。
しかし、いずれ工場や生産現場から人間は消えていくことになるでしょう。
ロボットは人間より早く正確に、休みなく働くことが出来るからです。

AIやロボットの導入と雇用の確保を目指すドイツでは、国をあげて取り組もうとしているのが新しい仕事の能力を身につける「仕事の再訓練」です。
労働組合と大学が協力して、AIロボット時代に対応できるように能力開発プログラムをスタートさせました。
シーメンス、ダイムラーなどドイツを代表する会社から社員が参加しています。

ドイツには、法律に基づいた制度があって労働者に仕事を用意しなければならないのです。
ある人の仕事が時代に合わなくなったからといって阻害するのではなく、労働者の能力を高めることで新たな時代を生きていけるように教育しているのです。

訓練の要は、AIやロボットに奪われにくい仕事を体験すること。
例えば、ロボットなどの機械のメンテナンス(保守・修理)をすることなどです。
これには修理の経験は必要ありません。
なぜなら、AIが指示を出すからです。
故障した機械がタブレット端末を通じて修理の必要な個所を自ら教えてくれるのです。
さらに修理方法まで指示してきます。
ですから人間はAIが示した箇所を指示通りに作業して修理すればいいのです。
(でも、これって人間がAIに支配されているような感覚がしませんか?)
楽と言えば楽ですけど。
どこが壊れているのか調べる必要もないし、修理の方法まで指示してくれるのですから、考えなくて済みます。
すべてはAI主導なのです。

ひとつはっきりしていることは、今と違った能力(仕事)を身につけなければ、これからの10年後、20年後を過ごすことはできないということです。


〈マイスターロボット〉
どんな複雑な形でも寸分違わず削り出すことができるロボットがあります。
熟練の木工技術者を凌駕する腕前を持っています。
それだけでなく、熟練工にも製作不可能な製品まで作り上げてしまいます。
しかも圧倒的な早さで。
熟練工がどこから手を付けたらいいのか分からないという複雑な木工製品を作り上げてしまいます。
熟練工とすれば悪夢を見ているかのようだといいます。

しかし、考え方を変えてみると、こうした複雑な作品を作り出せるロボットがあれば、いままで加工が難しく製品化を諦めていたアイディアを実現できるのではないか。
ある熟練工は、こうして製作はロボットに譲り、自分はデザインに専念することにしました。
こうした事例のようにロボットを導入することによってより高度な製品を作り出し、なおかつ人間も仕事を奪われることがない。
むしろ、ロボットを活用することによって今まで以上の仕事が出来るようになる。
こうした方向こそがAIとロボット時代と人間が共存できる姿であると考えます。


【中国のAI】
いま中国で話題になっているレストランがあるのをご存知ですか?
そのレストランとは、店員がいない「無人レストラン」です。
注文から料理の給仕まで無人で行うことができます。
端末から料理を選んで注文すると、らせん状のレールからクルクルと回って注文した料理が客のいるテーブルへと運ばれます。
料理そのものは特別変わったものではありませんが、新しもの好きの中国人にうけているといいます。

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いま中国は空前の無人ブームが到来しているのです。
餃子を作る無人工場では、1日に190万個の餃子が作り出されています。

さらに注目を浴びているのが、「無人スーパーマーケット」です。
この無人スーパーマーケットで買い物をするには、まずスマホで顔の登録をします。
スマホをかざしてゲートを通る。
店内に入り、自由に商品を選ぶ。
あとはそのままゲートを通って店内から出れば、自動的に口座から代金が引き落とされるのです。

実は、天井には30台のカメラ(AIの目)が設置されていて買い物客の様子はすべてAIが監視しています。

買い物客にすれば「すごく便利」となります。
ゲートを通るだけで買い物が出来てしまうのですから。
レジの長い行列を待つ必要がなくなるからです。
この無人スーパーマーケットを経営する会社は、京東(ジンドン)集団です。
京東(ジンドン)はアリババに継ぐ中国第二のネット通販会社です。
京東(ジンドン)の物流倉庫は、AIとロボットの技術を駆使して徹底して自動化が進められています。

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これからの世の中では物流の仕事はAI化、ロボット化されることになります。
現時点では、荷物の小さなものや軽量の商品などが中心ですが、やがて重くても大きくてもどんな商品でもAIとロボットがこなしていくことになるでしょう。
20~30年後の物流倉庫は無人化されている可能性が高いと予想されます。
ですから、若い方が物流業界で働いている場合は、10年後、20年後の仕事のことを考えていまから失業したときの備えをしておいたほうが良いです。


〈宅配ロボット〉
箱型で4輪の宅配ロボットが登場しています。
宅配ロボットは前面に取り付けられた5つのカメラを解析しながら道路を進みます。
車や歩行者が近づくと避けて通ります。
街を自動で走り、目的地に到着すると、受取人のスマホに知らせます。
受取人は自分で荷物を取り出します。
この宅配ロボットは北京などの一部の都市で運用されています。

この宅配ロボットは、いまはまだ実験的な運用ですが、やがて街中至る所に宅配ロボットや宅配ロボットカー(無人の宅配者)が走り回るようになるはずです。

中国はAI先進国となろうとしているのです。
国内の工場で働く労働者の仕事はどんどんなくなっています。
他の仕事を探そうにも、飲食業やオフィス業務もいずれなくなっていきます。

AIやロボットに仕事を奪われるのはずっと先のことだと考える人もいます。
しかし、それはそう遠くない未来であることは間違いありません。
私たちが思うよりもずっと早くそのときはやってきます。
というよりもすでに始まっています。


【最も自動化が進む国は?】
アメリカの調査会社によれば、AIによるロボットの自動化が最も進でいく国はどこかというと、それは日本です。
2030年までに最大で52%の作業が自動化される可能性があるとの発表もあります。
つまり、いまある仕事(職業)の半分は約10年後に無くなってしまう可能性があるということなのです。
それはなぜかというと世界的にみて日本の賃金水準はかなり高いからです。
そのためコスト削減のために自動化が早く進んでいくのです。

影響を受けるのは製造業だけではありません、事務などのホワイトカラーの仕事も自動化されていきます。


ある工場では、レーザー光線で自由自在に金属を加工できるレーザー加工機が働いています。
レーザー加工機は3Dプリンターと並んで21世紀の工作機械として注目を集めています。
その心臓部の半導体は全自動で製造されています。
しかし、レーザー用半導体の検査だけはいままで人間の眼による確認作業が必要でした。
顕微鏡で人間が目を凝らし、ほんの小さな傷や汚れを発見していたのです。
傷を見つけるだけでなく、傷の大きさや場所から、どの生産工程で出来た傷なのかを調べる作業を人間が行ってきました。
それも今後は人間に代わって「検査ロボット」が行うようになります。
顕微鏡の眼で捉えた画像の中からAIが傷などを検知し、その原因まで特定します。
人間の精度を上回る精度でAIロボットは傷を見つけることができます。

AIは少子高齢社会の重要な働き手となると見られています。

AIの導入に力を入れているソフトバンクグループの孫社長は、「AIロボットがより人件費よりも安いコストで、より正確に、より素早く、ミスのない形で仕事をこなすことができる」
と述べています。
ソフトバンクグループでは、AIロボットの第一弾として「掃除ロボット」の導入を検討しています。

 

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人間が指示を出さなくてもAIロボットが店舗のレイアウトを認識しながら隅々まで掃除していきます。
すでにあるショッピングモールではこの掃除ロボットが導入されています。
掃除ロボットは1台で5人分の仕事を休みなくこなします。
そのショッピングモールは70あるモールのすべてで掃除ロボットの導入を決めたそうです。
この掃除ロボットが導入される前は、パート社員が掃除を担当していました。
その多くが高齢者です。
つまり、高齢者の職場もなくなりつつあるということなのです。

20年後には、3人に1人が65歳以上の高齢者となると予測されています。
一度定年を迎えた高齢者が再就職先とできる仕事はそう多くありません。
その受け入れ先となっていたのが、清掃の仕事でした。
それがAIロボットの登場で仕事が奪われようとしています。

現時点では人手不足が叫ばれていますが、それが逆にAIロボットの導入を加速させているのです。
人手不足を解消するために、より安い費用で、より効率よく業務をこなせるAIロボットを導入するというのは、経営判断としては当然のことです。
いま時代はこの流れなのです。


【銀行にもリストラの嵐が吹きすさぶ】
2017年には、大手金融機関のみずほ銀行で、店舗を削減し、1万9千人の人員を削減することを発表しました。
これは単なる人員削減ではなく、AIによって業務を効率化し、コスト削減(人件費)を狙ってのことです。
そうです。
銀行員もAIロボット時代には仕事を奪われていくのです。
このときの発表で当時のみずほフィナンシャルグループ社長の佐藤康博氏はこう言っています。
「経費構造のところに抜本的なメスを入れていくことが持続的な成長にとって非常に重要である」

さらに三菱UFJ銀行や三井住友フィナンシャルグループなども同じようにAIによって業務の効率化を図りながらコスト削減をすると発表しました。

正直、私から見れば、佐藤康博社長の発言は、みずから経営者失格だと言っているようなものです。
銀行が減益を起こしているのは、銀行という事業そのものが「時代遅れ」「ニーズに応えていない」ということが根本の原因です。
なのに、コスト削減を叫んで、社員の生活を奪っていくのであれば経営者の資格はありません。
一番削減しなくてはならないのは、社長です。
コスト削減も大事ですが、正しい事業構造、成長する事業戦略こそが持続する経営には必要なのです。

要するに、銀行経営とは役所の仕事と同じだったのです。
魅力的な商品がなくてもやってこれた時代がとっくの昔に終わっていたのに、それに気がつかないで新たな事業プランを構築せずにいたから、減収減益となったのです。
経費削減なんて素人だって思いつきます。
そうではなく、利益を生み出す事業プラン、事業構造、事業戦略を打ち立てることが経営者の役割なのです。
減収となったのなら、まずその責任をとって社長自らが退職せよと言いたい。
社員の削減を一早く声に出すのは、わたしからするとロクな経営者じゃない。
ただ、時代の流れはAIとロボットの登場であることは間違いありません。


後編はこちら


お読みいただきありがとうございました。

 

『AIロボットの劇的な進化が人間の仕事を奪っていく【前編】』

AIロボットの劇的な進化が人間の仕事を奪っていく(前編)!

 

【AIロボットの登場】
〈黒柳徹子ロボット〉
徹子の部屋で有名な黒柳徹子さんのアンドロイドロボットがいることを知っていますか?
このアンドロイドは名前を「totto」と言います。

このtottoは放送40年以上を超える徹子の部屋の会話データを学習しているAIアンドロイドなのです。
声も黒柳徹子さんの音声を使用していて、会話も本人が言いそうな台詞や言葉を発します。
また、アンドロイドの体の寸法は完全に本人と一緒なのだという。
本人の身体を3Dスキャンして作られているのです。

 

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これは2018年に東京ビッグサイトで行われた「ワールドロボットサミット2018」で発表されたものです。

いまロボットが劇的に進化を遂げています
それはAIを頭脳とすることでいままでにないロボットが登場しているのです。
いわゆるAIロボットが近い将来の世の中を大きく変えていくことは間違いないようです。

「ワールドロボットサミット2018」では、いろいろなAIロボットが展示発表されていましたが、いくつか紹介します。

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『異常気象、豪雨に警戒!』

異常気象、豪雨に警戒!

 

【今年の夏は豪雨に警戒】
気温上昇が起きるともう一つ危ないことがあります。
それは、気温が高くなってくると同時に大雨が降りやすくなるのです。
冬と夏、どちらに大雨が多いと思いますか?
答えは、「夏」です。

空気が冷たいと大雨は降らないのです。
気温が高くなると、そのなかに含まれる水分(水蒸気の量)が増えるので結果的に大雨が多くなるのです。
ということは暑い年は集中豪雨とかゲリラ豪雨などの大雨が多くなるのです。

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『異常気象、気温上昇で日本が危ない!』

異常気象、気温上昇で日本が危ない!

 

【40℃超えが頻発。気温上昇で日本が危ない】
昨年日本で最高に暑かったところがどこかご存知ですか?
2018年7月23日に埼玉県熊谷市で41.1℃という日本最高気温が出ました。

41.1℃?

ひと昔は、30℃を超えれば猛暑と言っていた気がします。
それが、なんと40℃ですよ!
信じられない!

この日本の夏の暑さと砂漠地帯の暑さでは、日本の暑さのほうが耐えられないと中東出身の人が言っています。
日本の暑さ(夏)は、湿気がありますからね。
だから余計に不快に感じる暑さなのでしょう。

 

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さらに昨年は豪雨もありました。
6月~7月に起きた西日本豪雨では、15府県で220人の死者と、約4万8000棟の住宅被害が発生しました。(これは平成最悪といわれる被害でした)

今年もすでに豪雨被害が出ています。
7月の初めに起きた九州豪雨では、九州の南部で避難勧告・指示が190万人に及びました。

これって異常気象なのでは?


災害級の暑さといわれる「40度超え」の過去のランキングが昨年ぬり替えられました。
なんと1位~3位までが昨年発生しているのです。
ちなみに、
1位が41.1℃の埼玉県熊谷市
2位が40.0℃の岐阜県下呂市
おなじく2位が40.0℃岐阜県美濃市

40℃といえば、外に出られないくらいの温度です。
下手すると命に関わりますよ。

そんな40℃を超えたのが昨年は17回も起きているのです。
これも過去最高の記録です。

こうした気温異常がなぜ起きたのか?
一つの理由は数年起きに起こる暑い年と涼しい年がありますが、昨年は暑い年に当たったこと。
もう一つは、地球温暖化です。
地球温暖化の原因は、二酸化炭素などの温室効果ガスです。
これは電気やガスなどの便利な生活と引き換えに、こうした温暖化を知らず知らずのうちに起こしてしまっているのです。
かといって便利な生活を手放すことは出来ません。

しかし、怖い予測があります。
2100年の最高気温が45℃に達するという予測が出ています。
80年後なんて関係ないといわれる方もいらっしゃるかもしれませんが、子や孫がそんな異常気象の猛暑で苦しむのを良しとしますか?

このままでいくと毎年徐々に気温が上昇してしまいます。

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『ゴミ問題2 プラスチックに替わる新素材!』

ゴミ問題2 プラスチックに替わる新素材!

 

【海洋汚染】
ゴミ問題で近年注目されているのが、海洋汚染です。
海へ流出したプラスチックなどの有害物質を体内に取り込んでしまった海洋生物が被害にあうことが増えています。

日本の海洋ゴミは年間約19万tといわれています。
この海洋汚染で一番の問題とされるのが、プラスチックゴミなのです。
日本の海洋ゴミのうち約7割がプラスチックゴミです。

このプラスチックゴミを日本はいままでどうしていたかというと、中国へ輸出していたのです。
しかし、2018年から中国はプラスチックゴミの輸入を中止するようになりました。
いま、行き場を失ったプラスチックゴミが大きな社会問題となっているのです。

ある予測では、2050年には海洋中のプラスチックゴミが魚の総重量を越えるということが言われています。

今、日本が突きつけられている問題は、プラスチックの削減とプラスチックに替わる新たな代替品なのです。

 

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『ゴミ問題もソーシャルネットワークで!』

ゴミ問題もソーシャルネットワークで!

 

【日本のゴミの現状】
毎日生活していれば、必ず発生するのがゴミ。
みなさんは一日にどれくらいゴミを出していますか?

ちなみに、日本のゴミの年間排出量は、約4300万t。

これを世界のゴミの総発生量の多い国と比較してみると、
アメリカ 約2億4000万t
ロシア  約8000万t
ドイツ  約5200万t
メキシコ 約4200万t

日本はメキシコとほぼ同じです。
(アメリカは日本の人口の2倍あり、お国柄なのでしょうか。ゴミの発生量が多いですね)


また、世界のゴミ焼却場保有数は、
1位 日本 (1103か所)
2位 アメリカ 
3位 フランス
となっています。

なんとアメリカを抜いて1位なんです。
これは日本人がきれい好きな文化を持っていることと関係していると思います。
日本に住んでいるとなかなか気がつかないですが、日本人は世界からみると本当にきれい好きです。
日本中どこにいってもアメリカのスラム街のような場所はありませんから。

しかし~!
ゴミ処理にかかる費用は、年間約1兆8000億円なのです。
「兆」って、実感わかないです。
つまり、ものすごくお金がかかっている。
いや、かけているということなのです。
このお金はもちろん税金です。

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『もったいない!フードロス問題』

もったいない!フードロス問題

 

【フードロスの現状】
フードロスとは、本来食べられるのに捨てられてしまっている食料のことです

いま世界中で栄養不良の人が、約8億1500万人いると言われています。
これは世界の9人に1人が栄養不良という計算になります。

そして世界で作られた食料のうち、およそ1/3に当たる約13億トンの食糧が食べられずに捨てられてしまっているのが現状です。

日本においての食品ロスは、事業系の食品ロスが約357万トン、家庭系の食品ロスが約289万トンと、合計で約646万トンのロスとなっています。

これは食べ物が粗末に扱われ食べられる前に捨てられてしまう食物が増加していることになります。

 

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『最先端ゲーム・ARゲーム』

拡張現実ARゲーム!

 

【ARとVRの違いは?】
ARとは、「Augmented Reality」の略で、一般的に「拡張現実」と訳されます。
実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前にある世界を“仮想的に拡張する”というものです。

それに対してVRクローズドな世界(スクリーン)にリアリティを高めた視覚映像を投影する「仮想現実」です。
つまりVRとは、非現実の世界をあたかも現実のように感じさせるものということです。

ARは現実世界の中でバーチャルな世界を重ねて非現実世界を展開するもので、VRはスクリーン(二次元)上でリアリティのある現実世界を作り出すものです。
ARとVRは似ているように見えますが、実は似て非なるものなのです。


【拡張現実が創り出すARゲーム】
ARゲームの『HADO』というものがあります。
HADOは、腕にセンサーを付けて、頭にヘッドマウントディスプレイを装着して遊ぶバーチャルゲームです。
手からエナジーボールドラゴンボールかめはめ波みたいなもの)を出して相手の体の前にあるライフを攻撃して破壊します。
ライフを破壊すれば得点をゲットできます。
つまり、バーチャルアイテムを使って遊ぶゲームです。

 

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相手の放つエナジーボールから自分のライフを守るためにバリアを使うことが出来ます。(3回まで)

相手のエナジーボールを避けつつ、自分の手からエナジーボールを相手にめがけて放ちます。
例えていえば、バーチャルなドッチボールのようなものです。

これを試合形式で行います。
通常は3対3のチーム戦で行い、80秒の時間内での得点を競い合います。

HADOは、すでに世界11か国でプレイされていて、年に1回ワールドカップが開催されています。
つまりスポーツとゲームの要素を兼ね備えている最先端のゲームなのです。

ただ、プレイしている人たちはバーチャルの世界に入り込んでゲームをしているのですが、
それをはたから見ると「おかしな動きをしている人たち」に見えてしまいます。
実際にプレイしている人と、観戦している人たち人のギャップがすごい。

ですが、このHADOはいわゆるテレビゲームと違って、小さなテニス場のような所で体を動かします。
ですから、ゲームでありながらスポーツのように体を動かして汗を流します。

バーチャルな世界でのスポーツゲームと呼べるものだと思います。

ディスプレイの前に座ってコントローラーを操作しているだけのゲームとは大きくことなります。
運動不足解消にもなるし、今後増々競技人口が増えればスポーツ化することも予想できます。

 

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VRゲーム】
VRのほうはARよりも少し大きなヘッドマウントディスプレイを装着します。
VRゲームは360度の空間を持つ世界に入り込むバーチャルゲームです。
つまり、どこを見ても仮想空間に自分がいるように思えるということです。

たとえば、自分の目の前が崖になっていて。崖から大きな岩が落ちてくる。
それを避ける。

いままでのテレビゲームでは、ゲームの世界は画面上にありましたから、プレイヤーは画面の中に世界に入り込むつもりでゲームを楽しみますが、VRは仮想空間に自分が入り込んだとしか思えない感覚でプレイします。
それはまるで自分がファンタジーの世界に紛れ込んでしまったような体験をすることになるのです。


日常では体験できない危険なことや、ファンタジー映画の主人公となったような体験ができるのがVRなのです。

不思議な世界に入ってみたいですね~!


【近未来のゲーム】
近未来のゲームの潮流は、ARVRであることは、間違いありません。
スポーツのように体を動かしたい人はARに、自宅から出たくない、体を動かすのは疲れるという人たちはVRに流れていくと思います。

近未来のゲームのキーワードは「リアル感(リアリティ)」です。
ゲームしている世界が現実に存在している空間であるかのようなリアリティを持っていること。
あるいは、日常ではありえない独創的な仮想空間に入り込みプレイすること。
こうしたことが近未来のゲームの主流となっていくことでしょう。

しかし、VRとかARとかには騙されますよね。
だってヘッドマウントディスプレイなどを装着しなければ何もないのに、装着したとたんに自分が崖の上に立っているように思えて、心臓がバクバクして怖くなりますが、ヘッドマウントディスプレイをはずせば、そこには何もないのですから。
だったら、いまの恐怖はなんだったのかと言いたくなります。
現実ではないのに、高所にいるような恐怖に体が硬直するのですから不思議です。
不思議であるとともに面白いと思います。

要するに、いままでの技術ではなかった新しい技術によって、まったく新しい体験が出来る。
現実世界では味わえない興奮や世界観を味わえるという楽しみを与えてくれるのがVRやARなのです。


リアリティがあると同時に非現実世界で遊ぶことが、近未来のゲームとなる時代がまもなくやってきます。


お読みいただきありがとうございました。

『退職の予兆を見抜くAI』

退職の予兆を見抜くAI!

 

【辞めたい気持ちは見抜かれている】
「会社を辞めたい」そう思ったことが一度はありませんか?
たいていの人が経験することではないでしょうか?

でも、その退職の意思は、「辞める」とはっきりとしてから行動に移しますよね。
迷っていたり、悩んでいるときには、特別親しい人以外には口にしませんよね。

だって、会社側に「辞めようと考えている」なんて言えませんから。

もし、あなたの「退職の気持ち」が見抜かれていたら、どうしますか?

そんなことないだろう、という時代は近々終わりを告げますよ。

なぜなら、社員の退職の意志(辞めたい気持ち)を見抜いてしまうAIが登場し始めたからです。

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『就職活動におけるギャップ(就活の注意点)』

就職活動をしている人のための後悔しない就活の注意点。

 

あなたは就職する前と、就職した後で、ギャップを感じたことはありませんか?

【募集広告は真実を語っているのか?】
新卒で就職活動をする人も、いったん就職した人が転職する人も、そのほとんどが「企業の募集広告」を閲覧して、応募、面接、内定の順序で会社に就職することになることは同じです。

そこで問題(?)なのが、「募集広告」です。

なにが問題かというと、募集広告に掲載されていることが本当のことなのか、嘘というとあれですが、実際とは違っている内容を掲載しているのか、ということが就活をする人にとってはとても重要となります。

基本的に「募集広告」は企業の良いところしか掲載していないと思ったほうがいいでしょう。
それもその良いところをデフォルメ(大げさに言う)していると思ったほうがいいです。

募集広告は企業からお金をもらって広告をだす会社が作成、掲載をしますから、お金を払ってくれる企業に有利なように募集広告を作ります。

ですから、企業の募集広告にはデメリット(悪い点)がほとんど載っていないと考えたほうがいいでしょう。
(なかには善良な広告会社もありますが、それでもデメリットを正直に載せている募集広告は皆無です)

ですから、募集広告は本当の企業の姿をありのままに正直に伝えているわけではないとおもったほうがいいです。

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