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「(旧タイトル:サーチライト)AIなどの最先端技術と人間の幸せが両立する社会を実現(目指す)するための提言」

『働き方改革!最先端の働き方改革!』

日本人の働き方を変えろ!最先端の働き方改革!


【働き方改革を一歩リードする企業】
〈サイボウズ〉
サイボウズはビジネス(仕事)に必要な作業がすべてオンライン上で行えるサービスを提供している会社です。

 

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サイボウズでは「100人100通りの働き方」を実践しています。
例えば、通勤ラッシュが苦手な人が時間をずらして出社したり、子供を持つ人が保育所に預けてから出社するなどが可能なのです。
つまり、働く時間と曜日を自分の都合に合わせて希望を出して、その通りの働き方が可能なのです。
おもしろいのは野球のカープファンの人がカープ戦のある日は17時までしか働かないと宣言することで、それが通ってしまうところです。
(ちなみにその方は普段は18時まで働いています)

いままでの仕事への意識ならば、趣味を優先して仕事を怠けるのかという意見(考え)が主流だったでしょう。
古い世代になればなるほどその傾向は強いはずです。
それが個人の趣味を優先しつつも就業することが許されるという働き方を実践しているのがサイボウズなのです。

つまり働く社員個人と会社側がお互いに尊重し合い、効率のいい働く環境を作っているということです。

サイボウズがどうしてこのような大胆なことをしているかというと、それは理由があります。
実は、2005年頃に離職率が28%もあったのです。
4人に1人が離職していたのです。
すると毎週送別会があるような状況だったのです。
こうした事態を打開するためにサイボウズが打った手が「100人100通りの働き方」だったのです。
社員が退職する理由は様々です。
「子供が生まれた」「給料が安い」「残業が多い」「人間関係がうまくいかない」「出社時間が早い」「空気が重たい」「会社では集中できない」など。
サイボウズという会社は、それを社員の我儘と捉えるのではなく、それを改善することで長く働いてもらう方向で経営方針の舵をきったのです。

つまり、無理に会社のルールに社員を当てはめようとするのではなく、会社が社員の個性的な人生に寄り添う形をとったということです。
社員の多様な働き方を認めたのです。
この辺の感覚が世間の多くの企業とまったく違うところなのです。
そのおかげで現在は離職率が4%まで下がったようです。
他にも残業時間を大幅に削減しました。
その結果業績は落ちるどころか、伸び続けているのです。
古い価値観の経営者は、社員に休みを増やしたり残業時間を削減したりすれば、業績が落ちると思っている方が非常に多いようです。
しかし、ほとんどのケースで逆に業績は伸びています。
無理して働くよりもリフレッシュしたり、趣味などを大事にすることで逆に働く意欲が高まるのです。

サイボウズでは、在宅勤務(毎日ではない)も副業も認められています。
この二つが認められるということの意義は大きいです。
在宅勤務に関しては事務系の職業でないと無理なこともありますが、いまの時代パソコン1台あれば仕事ができる時代です。
ならば会社にいなくても自宅でも働くことは可能なはずです。
しかし、古い考えの方は、同じ職場にいないことを認めることが出来なかったり、怠けるのではないかと思ったりして、在宅勤務を認めようとしません。
在宅勤務をしたいなら他の会社に行ってください、ってな感じでしょうか。

それと就業時間以外はプライベートのはずなのに、会社の規則で副業を違反とする会社が殆どです。
これはまったく筋違い、おかしな話だとわたしは思います。
就業時間以外のプライベートにまで口を出す権限が会社にあるのでしょうか?
ないはずです。
それは会社が勝手に作った就業規則であって法律ではないのです。
ですがいままでは会社側が強い力を持っていた時代だったので就業規則に従えないのなら他の会社で働いてください、ということだったのです。
しかし、いまは少子化により人手不足です。
会社側の言い分はこうです。
「副業などをすると、疲労がたまり、本業に支障がでるから」
それが問題となるなら何十時間も残業したり、飲み会につき合わされたりして帰宅時間が遅くなるのも同じ理由となるはずです。
要するに過去の会社経営は軍隊方式だったのです。
戦後の混乱期から立ち直った日本は軍隊方式でみな一列に並んで同じ武器を持たされて働いてきたようなものだったのです。
そうした軍隊方式に似た経営システムでは今の時代乗り切っていけなくなっているのです。
それはなぜか?
軍隊方式では、個人が持っているアイディアを引き出せないからです。
いまの時代は想像性が求められる時代だからです。
プラス、生き方が多様化しているからです。
そのアイディアは多様な価値観に対応しなければならないため、一人の人間の知恵だけではやっていけません。
多くの人の知恵を集めて、善きアイディアを集めることが求められる時代となったのです。

それとこのことを言っている人は少ないのですが、日本人の意識の問題が絡んでいます。
どうして副業や在宅勤務がいままでタブーとされてきたのかというと、日本では「自由」という価値観よりも「忠義」あるいは「忠節」が求められる社会だったからです。
要するに武士の価値観なのです。
「忠臣は二君に仕えず」ということを知らぬのか~!
ってなことです。
武士の文化的背景を持つ日本人は無意識に「忠」を求めていたのです
「己を殺し、お家のために身を尽くせ」
みたいな価値観があったのです。
そうした価値観は死につつあります。
サイボウズは、「会社への忠」よりも「働く社員の個人の自由」を尊重しているのです。

驚くことにサイボウズは、副業を認めているだけではなく「サイボウズで副業しませんか」と呼び掛けているくらいなのです。
つまり他の仕事をしているひとにサイボウズでの副業を呼びかけているのです。
太っ腹~!
こんな会社めったにないですよ。

他にも社内に託児所があるので子供と一緒に出社することも可能です。
お酒や食事を楽しめるキッチンなども完備しています。
社員がリラックスして働ける環境作りに力を入れています。


本来、プライベートな時間に副業しようがなにをしようが自由なはずです。
もちろん本業の仕事に差支えがなければですが。

サイボウズは在宅勤務と副業を認めているので、子供を持つ人が子育てをしながら働くことも出来るし、音楽が趣味の人が「ライブがある日は休みにする」という働き方が可能なのです。
サイボウズは、働き方改革の最先端を行く企業なのです


〈GMOインターネットグループ〉
GMOという企業をご存知でしょうか?
ブログやネットビジネスをやっている人なら一度はどこかでその名前くらいは見た覚えがあるでしょう。
GMOはインターネット広告事業やインターネット金融事業、仮想通貨事業など幅広くインターネット関連の事業を運営している企業です。
GMOでは、福利厚生に力を入れています。
毎日15種類以上のメニューが選べる無料の社員食堂や午後の休憩時間に昼寝が出来る「お昼寝スペース」、さらにエクササイズが出来るジムまで完備しています。
おまけに託児所も用意されています。
(ただ、このお昼寝スペース、大勢の人が小さなベッドに寝るのですが、隣の人とくっ付いているため、いびきをかく人がいたら寝れなさそうです)

 

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GMOがどうしてこうした手厚い福利厚生を行うかというと、2005~2006年頃にクレジット事業の不振により倒産の危機にあったからです。
そのとき倒産の危機を乗り越えるために支えてくれたパートナー(社員)に還元したいという社長の思いから始めたことなのです。
GMOでは社員(従業員)とは言わずにパートナーと呼びます
従業員と呼ばずにパートナーと呼ぶ、ここにGMOの人材にたいする姿勢が如実に表れています。
要するに、パートナー(社員)を大切にしている、ということです。
大切にされたら頑張りますよね。
GMOのように働く人の立場に立ってその気持ちを汲み取ることで、働く人のモチベーションをアップさせる。
こうしたことも働き方の改革の一つであると思います。


【21世紀の働き方とは】
高度経済成長を成し遂げた日本の働き方は、日本人が得意の集団戦法でした。
20世紀の日本人は、聖徳太子が言ったように「和をもって貴しとなす」の精神で集団で同じ目標に向かって一致団結し、同じことをして頑張ってきた。
そんな働き方でした。
言葉は悪いですが、ものすごく働き者の蟻の集団みたいなものでした。
ですが、それがいまは完全に崩れてします。
21世紀の働き方は「個性をもって貴しとする」です。


【個人的な意見】
これからの時代は会社側が枠を設け(働く時間やルールなどの就業規則)社員を会社側の思い通りのルールを押し付けて働かせようとする時代は終わりを告げようとしています。

これからの時代は、個人の生き方を尊重することが求められます
働き方のスタイルを個人が選択することが可能となる時代がやってきます

キーワードは「個人の個性と自由を尊重する」です。

十人十色の生き方を認める働き方を確保している企業だけが有望な人材を確保し、生き残れる時代が目の前まで来ています。

命令一つで社員を働かせる時代は終了しました。
サイボウズのように、多様な生き方を認めるのか、GMOのようにパートナー(社員)をとことん大切にするのか。
そうした取り組みが無ければ21世紀を生き残ることは難しいでしょう。

 

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それがAIやロボットなどの新しいテクノロジーと共存する働き方なのです。


お読みいただきありがとうございました