幸せな未来を考えたい人のための幸せな明日を探せるブログ

「(旧タイトル:サーチライト)AIなどの最先端技術と人間の幸せが両立する社会を実現(目指す)するための提言」

『理想的な自分になれるアバターが未来社会を変える!』

 

【アバターが社会を変える?】


みなさん「アバター」って、知ってますよね?
(映画じゃないですよ)

三次元である現実世界に入り込んだ二次元存在。
アバターは未来の社会を形成する存在となると思われます。

もちろんアバターは、つい最近出来たものでも、最近になって使用され始めたものでもありません。
ですが、ここにきてアバターが面白いことになっているのです。

 

 

【アバター居酒屋】


いま密かに人気となっているのが、「アバター居酒屋」です。

お酒を飲むところって、店員さん(ホステス、ホストを含む)が話し相手になってくれますよね。
酒を飲みながらコミュニケーションを取ったり、グダグダ愚痴を吐いたり、悩みを聞いてもらったりする。
そんなことで嫌なことを忘れたり、生きる力を得たりすることってありませんか?

でも、いまその話し相手が「人間」ではなく「アバター」が代わってするお店が密かに人気を得ているのです。

アバター側にはウエブカメラでお客の姿を映しているので、アバター側からすると触れられないけど、生身の人間がする接客と同じとなります。
客の側は画面に現れたアバター(二次元存在)と会話することになります。

なお、銀座にも「アバターママ」が現れているようですよ。

 

〈アバタービジネスの特徴〉
間違えやすいのは、アバターはAIではないことです。
(AIだとつまらないかもしれません)
生身の人間の投影として二次元のアバターが画面を通してお客と接する(会話やコミュニケーション)のです。

そして一番の特徴は、
「通常では繋がれない人と繋がることができる」ことです。
(これは遠距離の人と繋がることが出来るという意味を含みます)

通常の接客業だと、お酒を飲む客の目の前にいないと接客(会話)は出来ません。
ですが、アバターだと沖縄だろうが、北海道だろうが、関係なくつながって会話することができます。


二つ目は、
「違った自分になれる」こと。
これはアバター側の人の話です。
これは同時に「性別」や「年齢」が関係なくなることを意味します。

アバターは仮想空間の別人格のキャラクターですから、自分そっくりのアバターにすることも出来るし、逆に自分とは似ても似つかない理想的な自分に変身することも出来ます。

 

 

〈なぜ生身の人間ではなくてアバターなのか?〉
酒を飲むなら誰かと話したい、という気持ちに応えてくれるのが接客する人たちです。
ですが、生身の人間とアバターではどう違うのでしょうか?

答えは簡単で、「アバターだと気を使わないで話しやすい」からです。

今の時代、いろいろな意味で社会が変化しています。
それは日本人の人間性にも変化が起きていると思われます。

もともと日本人はシャイな性格の方が多いです。
本音を隠し建前で生きる文化もあります。

他人を思いやる習慣が、ときに息苦しさを生むことにもなります。
相手のことを考えすぎて、言いたいときが言えないことがあります。
それがアバターだと遠慮なく話せるのです。

間にアバターという仮想キャラクターが入ることで、「自分がどう思われるか気にしてしまう」とか、「失礼をしないようにしよう」といった遠慮や恥ずかしさが自然に薄れていくのです。

でも、よ~く考えると、アバターと話しているとは言っても、そのアバターの向こうには生身の人間がいるのですけどね。
本当は生身の人間と接しているのと同じなのです。
これがアバターの特質をよく現わすポイントなのです。

要するに、「生身の人間よりも、アバター相手の方が本音を話せる」ということです。
不思議ですね!

 

 

【アバターどうしで恋愛?】


アバターは居酒屋だけはなく、恋愛をも変化させようとしています

最近はマッチングアプリが流行っています。
恋愛相手、結婚相手をマッチングアプリで探すという恋愛方法が世間の当たり前になりつつあります。


〈マッチングアプリと違うアバター恋愛とは?〉
マッチングアプリは実物の写真や経歴を載せます。
それは現実世界で共同生活をする前提ですから、当然です。

ですが、アバター恋愛は少し違っています。
アバター恋愛においては、「見た目から入る」という恋愛の基本中の基本が覆されています。
アバター恋愛においては「声」と「キャラ(性格)」から入るのです。
というよりも、姿形が見えませんから、声と性格しか判断材料がないといったほうが正確でしょうか。

 

〈アバター恋愛の良いところは?〉
上記の特徴から、アバター恋愛は、姿形に惑わされずに内面重視で恋愛が出来る、ということです。
容姿に自信はないけど、性格なら自信がある人には朗報です。
性格は良いのにいつも見た目で損をしている人にとっては「待ってました!」といった恋愛方法です。
また、見た目で判断して、つき合ってみたけど性格の不一致に悩んだり、それが原因で別れるたりすることが少なくなると思われます。

 

〈アバター恋愛のデメリットは?〉
アバターでは、理想的な自分のキャラを設定していることがほとんどなので、実際に会ってみると全然アバターのキャラと違う、というギャップがほとんどのケースで起こります。

つまり、アバターの「可愛いキャラ」、「カッコいいキャラ」をイメージして接していたのが、全然違う実物であることを知って少なからずショックを受ける、ということが起きます。

 

〈アバター恋愛は是か非か?〉
「声」と「性格(考え方や価値観)」を知っていて、その部分で共感できていると、見た目のギャップがあってもうまく付き合えることが多いようです。

つまり、容姿的にはつき合えないタイプでも、カップルとして付き合うことが出来てしまうのがアバター恋愛なのです。
そうした意味で、いままでの見た目から入る従来の恋愛からすると、興味関心を持たずに出会うこともなかった男女が恋愛対象となり、恋愛の幅が広がる可能性を示唆しています。

アバターだからこそ、第一印象や容姿に惑わされることなく内面重視で付き合いが出来る新しい恋愛方法と言えるのです。

 

 

【アバターとは?】


アバターとはなんでしょうか?
アバターとは、世間一般的に知られている意味で言うと、
「インターネットやゲーム上で自分の分身として用いるキャラクター」です。


利用者であるユーザーに似た(模倣)姿で現されることもあり、逆に現実の自分と違う人格や姿に変えて別人間として現わされることもあります。


みなさんは「アバター」という映画の印象が強いと思われますが、アバターという言葉や概念は実はとても古いものなのです。

アバターというのは英語ですが、語源となったのはインドのサンスクリット語の「アヴァターラ」です。
この「アヴァターラ」から「アバター」という言葉は生まれたのです。

これはインドの宗教であるヒンズー教の神であるヴィシュヌ神にまつわることなのです。
世界の中心の神であるヴィシュヌには複数の化身がいると考えられています。
ヴィシュヌ神の化身がクリシュナ神(愛の神)シヴァ神(破壊の神)となってこの世に現れたと、ヒンズー教では説かれています。

つまり、アヴァターラ(アバター)とは、本来、神の化身を現わすものであったのです。
それがいつの間にか「人間の分身」としての意味を含むものとなっていったのです。

ですから、アバターという言葉も概念も数千年の歴史があるものなのです。

「神の化身」から「人間の分身」となり、現実世界の自分を投影したキャラクター、または現実世界の自分とはまったく違う理想的な自分を仮想空間で作り出すものがアバターなのです。

 

 

【アバターが人間社会に出現する意味】


違う自分に変身したい、という願望は人類共通の願いではないでしょうか?


〈アバターは今までにない“面白さ”や“新しい体験”を与えてくれる存在〉
アバターの特徴は「本当の自分を知られないですむ」ということです。
つまり、現実世界の生身の自分とはまったく違う人格を持たせることで、自分をさらけ出すことなく、内面の変身願望をかなえてくれるのです。

それはシンデレラになることも出来るし、王子様に変身することも出きる。
どんな変身があるのか?

太った人がスマートなキャラに。
不美人が絶世の美女に。
年寄りが若者に。
男性が女性に。
女性が男性に。
子どもが大人に。
大人が少年少女に。
人間が動物に。
人間が天使に。

と、あげたらきりがないくらいです。

要するに、「弱い自分」「かっこ悪い自分」「欠点」「見てくれの悪い体型」「年齢的な恥ずかしさ」などを隠しながら、「なりたい自分」になることが出来るのがアバターの世界なのです。

これって何かに似てませんか?
そうです!
魔法の世界です。

多くの人がディズニーランドで楽しみます。
でもミッキーマウスには人間がぬいぐるみを着ているものです。
それを誰も指摘せずに、あたかも本当にミッキーマウスという生き物が存在しているかのように受け止めて接します。
アバターが作り出す世界はディズニーランドなどに共通するファンタジーの世界なのです。


変身願望は人類普遍の願望です。
アバターは、その変身願望をかなえてくれるものなのです。

これからのビジネスにおいて重要なものは、「現実世界で味わえない快感を味わえる要素を入れる」ということです。
アバターはその代表格となるでしょう。

昔、私が高校生の頃に深夜に放送される中森明菜のラジオをよく聞いていました。
あるとき明菜がこんなことを言っていたのをいまでも覚えています。
「お化粧の“化ける”って文字、なんとかなりませんかね~!」

女性が化粧をするのも、男性がスーツをカッコよく着こなすのも、さまざまなファッションもある意味では変身願望の現れです。
整形手術などは、まるっきり違う人間に変身しようとするものです。


人間には“変身したい”という願望が心の奥底に眠っています。
その眠っていた変身願望を呼び起こし、実現してくれるのが「アバター」なのです。

これからの未来社会では、アバターなしでは成立しなくなることが予想されます。

名刺は特殊技術が施されたアバターが動く名刺になり、スマホなどの通信機器でメールなどが届くと、相手のアバターが表示される。
そのアバターで誰なのかが一目瞭然となる。

しかも、そのアバターは変身をし続ける。
グレードアップしたり、季節で変わったり、相手によってキャラクターを変えたりする。
そんなアバター文化が花を咲かせる時代が来ると思われます。

ですから、アバター制作運営会社が大企業となる時代がやってくるでしょう。
個人や企業からアバター制作の依頼を受けて、利用者がアバターを使用できる環境を整備する企業が現れてくると思われます。
(アバターに関する権利と運用の責任を負う会社)
このアバターのメーカーは、いまの検索サイト企業並みかそれ以上の発展繁栄を享受するでしょう。
(うまく経営すれば)

 

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【アバター起業を考えている人へのアドバイス】


もし、アバターの制作運営会社を考えている方がいましたら、アドバイスをしておきます。
(すでにアバター制作運営会社は存在している)

アバターが犯罪(詐欺等)に使用されたり、「嘘」がまかり通ることが予想されます。
アバターが犯罪の温床となり嘘つきが横行したりすることで、アバター本来の使用目的から外れてしまうことが起きてくるでしょう。

ですから、その防止のために、セキュリティーは当然万全の体制にすることは当たり前ですが、アバターという仮想空間のキャラを壊さないでキャラを活かすことを考えなければ意味がありません。

アバターの面白さや良さは「複数の人格に変身できる」こと「現実世界の自分を隠せる」ことです。
つまり、現実の自分を全面に出すことなく、別人格となり、他人とコミュニケーションが取れるところにアバターの面白さがあるのです。


そこで、アバターのキャラ設定構成を「本体・分身理論」とするのです。
現実世界と同じ経歴・性格のキャラを隠しキャラとし、それを「本体アバター」とします。
もし、犯罪や嘘による悪質なことが起きることがあれば、本体アバターを特定することで身元が判明することが出来ます。
犯罪防止、不倫使用防止、詐欺的行為防止につながります。

そして「現実世界の投影キャラである本体アバター」を中心にして「分身アバター」を展開するのです。
「分身アバター」は、本体アバターとは違って「理想的な自分に変身するキャラ」にするのです。
分身アバターは「仕事用」「恋愛用」など用途に分けて使ってもいいし、人間以外の存在としてもいい。
分身アバターは複数存在することが出来ます。
それによって現実の自分を失わずに、なおかつ現実の自分を前面に出さずにファンタジーの世界を楽しみながらコミュニケーションを取ることができます。

現実の自分に足をしっかりと置きながら、ファンタジーの世界へと没入して楽しむことができる仕組みとすることです。

「本体・分身理論」これがアバタービジネスのヒットの秘訣です。

 

お読みくださり、誠にありがとうございました。