幸せな未来を考えたい人のための幸せな明日を探せるブログ

「(旧タイトル:サーチライト)AIなどの最先端技術と人間の幸せが両立する社会を実現(目指す)するための提言」

『ソーシャルメディアの掃除屋コンテンツ・モデレーター』

ソーシャルメディアを掃除するコンテンツ・モデレーターという職業


【コンテンツ・モデレーターとは】


「削除」「削除」「削除」・・・
「放置」「放置」・・・


「児童ポルノ」「殺人現場」「テロによる惨殺の様子」「むごたらしい死体」「イジメの言葉」「誹謗中傷の羅列した文章」
これらの画像、動画、文章を毎日何時間も見続けることが出来ますか?

 

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みなさん「コンテンツ・モデレーター」という職業を知っていますか?

「コンテンツ・モデレーター」とは、ソーシャルメディアに投稿されるコンテンツをガイドライン(規則)に従ってチェックし、インターネットの安全を守っている人たちのことです。
彼らはソーシャルメディアの「掃除屋」と呼ばれています。
警備員のように悪質なコンテンツからユーザーを守る仕事です。
この仕事の究極の目標は「怪しげなコンテンツをアップロードさせないこと」です。

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『最先端インバウンドビジネス2(両替・交換)』

外国旅行の“もったいない”を無くす便利なインバウンドビジネス!

 

【これからの日本社会】
これからの日本社会は旅行やビジネスで訪日する外国人の存在抜きにして経済は語れません。

ですから、インバウンドビジネスがどんどん増えてくることは間違いないことです。
今後、外国人を相手にすることを意識しないビジネスは廃れていくでしょう。(業態にもよる)

日本は島国の単一民族の国家で、いままで多様な民族とともに社会を形成する歴史がありませんでした。
ですが、未来社会は大きく変化してくる可能性があると思っています。
それ映画「スターウォーズ」の描かれた多様な宇宙人(エイリアン)が同じ星、同じ場所で暮らしているような社会がやがて来る未来の日本社会の姿かもしれません。
エイリアンではないけれど、さまざまな人種の人たちが日本で共に暮らす、または訪れる未来社会が来るであろうと予想しています。


昨年日本を訪れた外国人旅行者数は、2008年(10年前)と比較すると、約10倍も増えています。
東京オリンピックが開催される2020年には、4,000万人以上になると予測されています。
そうした外国人旅行者の消費額は、4兆5,189億円にもなります。

こうした状況から新しいビジネスが誕生しています。

今回は外国人観光客の人が困っていることに目を向けた「両替」に注目してみたいと思います。

 

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『最先端インバウンドビジネス(通訳)』

外国人観光客を相手にする通訳ビジネスを紹介!

 

【外国人観光客が急増している】


近年、日本を訪れる外国人観光客が急増しています。
2008年に835万人だった外国人観光客が、2018年には3,119万人にまで増えています。
これは過去最高の人数となります。
2020年には東京オリンピックが開催されます。
予想されている外国人観光客は、4,000万人以上といわれています。

日本を訪れる外国人観光客が増えるということは、旅行消費額も増えるということです。
2018年の外国人観光客の旅行消費額は4兆5,189億円です。
びっくり!!

ここまでくると外国人観光客の消費なくして日本経済はない、という感じですね。

また、これを新たなビジネスチャンスとして捉えて、外国人観光客向けのインバウンドビジネスが次々と生まれています。 

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【外国人が日本に来て困ったことは?】


・タクシーに乗ったとき、行き先がたまに伝わらないときがある。
・英語を話せる人が少ないのでコミュニケーション不足になる。
・日本人はシャイなので上手くコミュニケーションが取れない。

というのが外国人観光客の感想なのです。
コミュニケーションがうまく取れないという問題があるということです。
これは日本という国の不思議な特徴でもありましょう。
中学高校と6年間も英語教育を受けているはずなのに、大多数の日本人は英語が話せない。
世界には自国の言語がありながら英語を母国語としている国も多いです。
日本はアメリカと近い関係にありながら英語を話せない日本人を不思議に思う外国人も多いのではないでしょうか。


また、観光庁の調査では、
〈外国人観光客が日本で困ったこと〉
・コミュニケーションが取れない。
・公共交通の利用。
・多言語表示の少なさ(観光案内所・地図等)。

そこにあるものは言葉の壁
そんな外国人観光客がぶつかってしまう言葉の壁をビジネスにしている企業があります。

 

 

【タブレット型通訳のスマイルコール】


株式会社インデンでは、スマホやタブレット端末を使った法人向けの通訳サービス「スマイルコール」を提供しています
「スマイルコール」とは、専門のスタッフがリアルタイムで対応してくれる通訳サービスです。
通訳出来る言語は六か国。
英語・中国語・韓国語・タイ語・スペイン語・ポルトガル語に対応することが出来ます。

スマイルコールは単なる通訳サービスではなく、ビデオ通話によって通訳をするサービスとなっています。
全国のコールセンターで通訳可能な通訳者が24時間、365日対応してくれるという優れたサービスなのです。

利用者がタブレット端末の画面から翻訳して欲しい言語を選択すると、瞬時にその言語の通訳者と繋がります。
(タブレット端末の画面を通して、テレビ電話のような状態となります)

どうして生身の人間なのか? って思いませんでしたか?
ポケトークという便利な通訳機もあるし、AI翻訳も徐々に開発されつつある。
そんな中で人間の通訳者を使って外国人観光客と会話することの意味はどこにあるでしょうか?
それは言葉の微妙なニュアンスを生身の人間であるからこそ感じ取ることができて、それを翻訳してくれるからです。
このスマイルコールの特徴は、機械やAIでなく、人が訳すからこそ細かなところまで正しく翻訳できるという点にあります。

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どこでスマイルコールが使われているかというと、旅館(ホテルなど)・銀行・ジュエリーなどの小売店などで利用されています。
(他にも佐川急便・オリックスレンタカー・白洋舎などの名の知れた企業が利用しています)

このスマイルコールは全国の14,000店舗で利用されています。
通話サービス国内シェアNO.1なのです。

気になる料金(このサービスを受けるための)は、
初期費用が30,000円。
月々14,000円からの利用料。
月に30分間の無料通話がついていて、それを超えると随時課金をするシステムとなっています。


なんだ、法人向けのサービスじゃ個人的に使えないのか? と思いませんでしたか?
安心してください。
個人向けに通訳者紹介マッチングアプリの「COTOBA」があります
「COTOBA」は、スマホを利用して希望の日時などの条件を入力しアプリ上に投稿するだけで通訳者をGPSで探してくれる(募集してくれる)サービスです。
そして、マッチングが成功したら、直接メッセージを交換して待ち合わせ場所などを決めていきます。

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この「COTOBA」は実際に通訳者があなたの指定したところに来てくれるサービスで、通訳が必要な人と通訳する人を繋ぐサービスなのです。

利用するためには簡単なプロフィールを登録するだけで利用可能になります。
気になる料金は、時給1,500円~20,000円以上と通訳者さんによって違いがあるようです。
ですから、依頼する側の予算に応じて利用できるシステムとなっています。


通訳者には料金など自分の条件にあった依頼を知らせてくれるので、自分にあった通訳ビジネスの選択が可能となります。
そして、通訳案件が終了したら、アプリを通して報酬を受け取ります。

日本語の他に外国語が話せれば誰でも登録することができます。
通訳をやりたいという方がいたら、「COTOBA」に通訳者として登録してみてはどうでしょうか。


実はこの通訳に関して法改正があり、それによって「COTOBA」というビジネスが可能となったのです。
以前は通訳ガイド制度といって、報酬を得て通訳ガイドをするには通訳案内士という資格が必要だったのです。
(改正通訳案内士が平成30年(2018年)に施行されたのです)
現在は、外国語を話せる人であれば、通訳の仕事をしてお金をいただくことができるようになったのです。

 

 

【一般宅で出来るインバウンドビジネス】


「airKitchen」は、外国人観光客と一般の家庭のホストを結びつけるマッチングサービスです。
一般の方がairKitchenに登録することで外国人観光客を自宅に招き入れて料理を教えることができるのです。
つまり、日本で料理を教わりたい外国人と料理を教えたい日本人をマッチングさせるサイトなのです。
外国人観光客を自宅に招き料理教室を開くことができるビジネスです。

このサービスを利用するのは日本食が好きな外国人であったり、日本の一般家庭の日常を体験したりしてみたい外国人などが利用しているようです。

そこには日本に来る目的が日本食を食べること、という外国人のニーズが高いことがあるのです。
日本でしてみたいことのアンケート調査では、「日本食を食べること」が71%もあります。
その日本食というなかに一般家庭の食事を食べてみたいというニーズが含まれているのです。

この「airKitchen」は、登録した人がメニューや金額を自分で決めることが出来るのです。
なかには「キャラ弁」を外国人観光客に教えている人もいるようです。

外国語だけではなく料理も教えたいという人は「airKitchen」に登録してビジネスをしてみてはどうでしょうか。 

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【個人的な意見】


外国人観光客の旅行消費額は4兆5,189億円という数字はもはや大きな産業と呼べるものです。
いまや旅行や訪日する外国人を無視した商売は成り立たないと言ったら極端かもしれませんが、日本経済に与える影響は年々増えつつあるように切っても切れないものとなっています。

ただ、生身の人間が行う通訳という職業(職種)は、いまのところ有効ですが、AIロボットが登場してくる近未来には廃れた職業となってしまうでしょう。
人間の感情の機敏や情緒なども学習したAI翻訳機(ロボット)が必ず開発されるからです。
それもその国家、その民族特有の文化的な背景や宗教観などを理解した上での通訳が可能となっていくでしょう。
ただ、それにはもう少し時間がかかるようです。

もしかしたら近未来の日本は、多種多様な人種のルツボとなっているかもしれません。


個人的には、外国の方が日本の食文化、観光地、歴史などに関心を持ってくれるのはとても嬉しく思います。
ですから、2020年の東京オリンピックが終わったら外国人観光客が減ったなどということがないことを願います。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

『貧困女子問題について考える2(シングルマザー問題)』

貧困女子問題について考える2(シングルマザー問題)!


【貧困女子が抱える問題とは】


前回に引き続き今回も貧困女子問題を取り上げたいと思います。

貧困女子が抱えている問題は、
・飲みに行くなどの付き合いができない。
・おしゃれをしたくても洋服代が出せない。
・大学生でも友人たちと遊ぶ時間がなく、アルバイトに追われている。
・フルタイムで働きたくても育児があるためパートなどの収入の低い職種にしか就けない。
・子供の教育費に裂く費用が捻出できない。
・子供に欲しいものを買ってあげれない(子供に我慢させる暮らし)。


飲み会などに誘われてもお金に余裕がないので、誘いを断ってしまいます。
そうするといつの間にか誘われなくなってしまいます。
それって仕方がないと思うものの寂しいことです。
お金がないことで付き合いが減るのが現実なのです。

女性であれば化粧品やステキな服でオシャレをしたいのは当然です。
ですが、生活に必要なお金を優先しなければならず、生きていくことが最優先となるため、それ以外の支出はどうしても抑えなくてはならなくなります。
女性としての楽しみを我慢しなければならなくなります。

大学生の場合、小遣い稼ぎのアルバイトではなく、複数のアルバイトを掛け持ちして生活費と学費を稼ぐことになります。
周りにいる同じ大学生とは違う青春時代を生きていることが切なくなります。

こうした貧困女子の中でもシングルマザーの家庭は深刻です。
子供を塾などに通わせる費用を捻出できないばかりか、同級生が買ってもらうものを買い与えることが出来ないことも多く、子供に我慢を強いることになります。
親としてはとても辛いことです。

 

 

【シングルマザーが抱える問題とは】


一般世帯(両親と子ども二人の家庭)の年収(中央値)は600万円です。
それに対してシングルマザーの平均年収は一般世帯の約1/3の200万円前後と言われています。

現代の日本社会で暮らすのに年収200万円では非常に困窮してしまいます。
住宅費、食費、光熱費、通信費、交通費、生活雑費などの最低限の支出を捻出することで終ってしまいます。
食費を削り、光熱費を節約し、あの手この手で無駄を省き、欲しいものをグッと堪えて我慢する。
そこに子供の養育費が重なるので、シングルマザーの貧困は深刻なのです。
困窮しているシングルマザー(母子家庭)では、子供に塾や習い事の費用を出すことができません。大学進学の費用を捻出することができず、子供が大学進学を望んでも奨学金の貸与を受けて進学することになります。

一般的に言うと、年収600万と年収200万の家庭では教育格差が生まれてしまいます。
それが学歴格差につながり、子供の職業選択にまで影響してしまうケースも多いのです。

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【シングルマザーをサポートする活動】


シングルマザーを支援している企業があります。
シングルマザーサポート株式会社はシングルマザーの貧困脱出を支援しています

シングルマザーサポート代表の江成道子さんは、シングルマザーの貧困の課題は「貧困から抜け出す方法を教えてくれる人がいないこと」なのだと述べています。

そこには思い込みが潜んでいるのです。
「子供がいる女性はパートやアルバイトなどでしか働けない」
こうした考えから主婦の人(夫が生計を維持する職業に就いている妻)と同じ雇用形態であるパートやアルバイトで収入を得ようとしてしまうのです。
こうした考えを持っていると収入の高い職種選びの妨げになるのです。

主婦としての感覚で仕事を探すと貧困になってしまうのです
シングルマザーは、あくでも世帯主なのです。
一家の大黒柱なのです。
なのに、パートやアルバイトという就業形態で働いていては貧困から抜け出すことは無理なのです。

大事なことは、自分の家庭の生活費がいくら必要なのかをきちんと試算して、その収入を得るために仕事選びをすることなのです。

この問題は仕事を探す方だけではなく、ハローワークなどの就職支援の人たちの意識も同じなのです。
小さい子供がいるシングルマザーの場合、事務職やパートなどを斡旋してきますが、それらの職業は収入がアップしづらい職種なのです。
そうした社会全体にも認識の問題があるのです。

要するに「シングルマザーはしっかり働けない、という固定観念(考え方)」が仕事を探す側の職種選びと就職をあっせんする社会全体の両面で貧困からの脱出を妨げているのです。

 

 

【どうすれば貧困から脱却できるのか?】


まずは考え方を変える必要があります
考え方を変えない限り日本の貧困は変わりません。

シングルマザーは、
子供が寂しい思いをするのではないか。
子供が可哀想だ。
収入の高い仕事を選ぶと自分が大変なのではないか。
子供の具合が悪くなったとき、会社に迷惑をかけるのではないか。

など、考え過ぎてしまうのです。
そうした不安や恐怖心から抜け出せないのです。

シングルマザーサポートは、就職活動するシングルマザーを本気で応援しています。
たとえば、就職の面接に一緒に行ってくれたりします。
面接が上手くいってもいかなくても見守ってくれるのです。
アドバイスをもらうことも出来て、心強いです。
また、300社弱の企業パートナーがいるので、そうした企業へ紹介もしてくれます。

こうした支援する活動がもっと活発になることが貧困女子を含む貧困問題の解決には必要なのです。 

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【お金がない人の人生の選択】


貧困にかかわる問題は、女子だけに限ったことではありません。
一般的に貧困というと悪いイメージ、辛い人生という言葉が浮かんでくると思います。
人が貧困という環境に置かれた場合大きく二つの道に分かれます。

一つはお金がないということで「お金が欲しい」という欲望が人一倍強くなる。
経済的裕福を求めて逆境を跳ね返そうと努力する人生を選択する。

もう一つは、「お金がなくても我慢して生きる」という清貧の思想で生きていく。
つまり、お金を稼ごうとか成功しようなどという気持ちを持たずに諦めの人生を生きていく。お金はなくても、そのなかで幸せな生き方を見つけていく。

前者の場合は、方向性が正しくて努力が実れば、逆に成功者となり、富裕層になりますが、そうしたことをするには子供との時間を犠牲にしたり、たいへんな努力を必要とします。
社会の中でチャンスがとても狭いことも問題です。
なによりそれほどハングリー精神を持つことが女性の場合はなかなかできません。
現代の日本において女性が経済的に成功をおさめるような社会風土はとても狭いと言えるのです。
間違った経済的欲求を持てば、お金にとりつかれた金の亡者になり果てることもあります。

後者の場合は、いわゆる清貧の思想で生きることで不幸ではない人生を送ろうとするものです。
お金はないことを受け入れて、お金への執着を捨てて生きていく。
知恵と工夫で困窮を乗り越えていく。
ですが、そうした思想、価値観をきちんと持てないと、単なる痩せ我慢になってしまい、精神的に屈辱を感じる人生となってしまいます。

 

 

【個人的な意見】


貧困とは不幸という言葉の代名詞のようですが、「禍福はあざなえる縄の如し」という諺のとおり、禍が福に転じ、福が禍のもとになることもあります。

お金がなかったからお金への執着を持つことがなく、欲望を膨らませることなく生きることでお金持ちとは別の幸せな人生を見つける人もいます。
それはお金では買えないものを大切にする人生観です。
お金では買えないものこそ人間にとって大切なのだという人生観を発見することができるのも逆説的ですが、「お金がなかったから」とも言えるのです。

育った家庭にお金がなかったことで、子供がそれをバネにして努力することで子供が成功することもあります。


「お金=幸せ」という考えを持っているかたは非常に多いと思います。
逆に言うと、お金がないということは「不幸」である。
そう言った考えが世間にはまん延していると思います。

わたしは「お金」を全否定するつまりも全肯定するつもりもありません。
つまり、お金持ちは幸せな人生を送っていて、お金が無い人は辛く不幸な人生を生きているとは思いません。
たしかに、人間が生きていくためにはお金は必要です。
生活するための固定費は省けません。
人間らしく生きるためには、周りの人たちと比べて自分を蔑まない、あるいは惨めに思わないだけの金銭的余裕が必要です。
それがないと他人と比較して自らの人生(生活)を蔑む辛い精神状態となってしまいます。

結局、貧困(お金が無い)という問題は、我慢、我慢、我慢・・・と、我慢することで心が疲れてしまうのです。

ですが、わたしは言いたい。
爪に火を点すような節約生活をしている人は「お金に対してシャープな経済的感覚」を身につけています。
つまり、無駄を省き、有効なポイントにお金を投入する優れた経済的感覚を身につけることが出来ます。
ある意味では何でも親や夫から買い与えられている女性よりも素晴らしい財産を身につけていると思うのです。
これは心の財産と呼べるものではないでしょうか。


こうした感覚は無駄遣いが許されるお金持ちの人には見につかないものなのです。
また、お金のありがたさを痛いほど理解しています。
これは自分と同じように経済的困窮をしている人の気持ちを汲み取れる“優しさ”を持っていることになります。
他にも支えてくれる人への感謝の心が芽生えます。

一方、お金持ちの人はそうでない人を見下す心境に陥ってしまう人が多いのです。
わたしから見れば、お金のない人を見下す、お金持ちは偉くてお金がない人は下層民で可哀想な人たちだ、という価値観を持っている人は「あなたこそ卑しい人間」ですよ、と言いたくなります。


一般的には、やはり精神的な余裕を生み出すには生活に必要な額からプラスαがないと心の余裕は生まれません。
読書が趣味な人は本を買うこと。
音楽が好きな人はCDを買ったりダウンロードしたりすること。
オシャレをしたい人は、ステキな洋服や化粧品を買ったりすること。
恋人や家族とたまには旅行やお出かけをして思い出をつくること。

こうしたことがあって、はじめて人間らしい人生と言えると思います。
それが自然界で弱肉強食の中で生きる動物と人間の違いです。
動物は食料を探すこと、子孫を残すこと。
この二つのために生きています。
娯楽も余興もありません。
ですが、人間というものは食事をして寝ることが出来れば幸せなのかというと、それだけでは幸せを感じない生き物だと言えます。

人間は様々な創造的な事、他人とのコミュニケーション、内面を広げる趣味の世界、こうしたことを持って初めて満足する人生だといえる生き物なのです。


シングルマザーが困窮するには二つの要点を変える必要があります。
ひとつは、あくまでも子供と過ごす時間を大事にして低収入で生きるか、子供との時間を削っても働くかの選択です。

もう一つの要点は、社会全体にあります。
つまり、社会全体がシングルマザーの働く環境、チャンスを作ることです。
安心して子供を預ける場所、男性と同じ収入を得ることが出来る職業、そしてなによりも重要なのは「子供がいる女性は戦力にならない」という社会的な偏見を排除することです。


実は、わたしは母と兄との三人の家庭で育ちました。
要するにわたしは母子家庭で育った人間なのです。
ですからシングルマザーが抱える問題は他人事ではないのです。

社会は変わらなければいけません。
貧困女子、シングルマザーが経済的苦痛を味わわないで暮らせる社会になることを強く願ってやみません。

 

合わせてこちらもご覧ください。

www.shiawasenamirai.com

 

紹介記事

「貧困女子の問題について、もの申す!」

 

 

お読みいただきありがとうございました。

『貧困女子問題について考える』

貧困女子問題について考える!


【貧困女子とは】
貧困女子とは、年収が125万円以下の女性のことを意味します
一般的に言われている貧困女子の定義は、手取り月収から家賃を引いて手元に残っているお金が8万5000円以下の人たちのことです。

その人数は増加傾向にあり、日本が抱える社会問題のひとつとなっています。
統計によると、成人女性のおよそ3割が貧困女子に当てはまっていると言われています。

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『AIの弱点と人間がAIに勝るもの』

AIの弱点と人間がAIに勝るもの!


【確実に世の中を変えていくAI】
AIは加速度的に進化をつづけるでしょう。
現在のAIは、プログラムの超発展版のようなもので、AIが存在するためには人間がAIをつくり出さなければなりません。
つまり、ものすごく単純な言い方をしてしまうと、AIをつくり出すには人間がプログラミングをし、大量のデータを学習させなければAIがAIとしてこの世に出現することはないのです。

それがあと10年もすればAI自身が自分よりも優れたAIをつくり出せるようになります
つまり、AI自体が自己増殖すると同時に自己進化する時代がやってくるのです。

 

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『犬猫殺処分問題』

ペット大国が抱える殺処分問題について!


【犬と猫の殺処分の現状】
現在日本で飼育されている犬と猫は約1855万頭で、ペット大国となっています。
人間に愛情を注がれて飼われているペットは幸せですが、その反面では殺処分されている犬や猫がいるのも現実なのです。

1年間で保健所などに引き取られる犬猫は10万頭以上もいるのです。
そのうちの約半数、4万3000頭が殺処分されているのが現状です。
30年前は、なんと100万頭の犬猫が殺処分されていたのです。
それが殺処分の無くそうと活動する人たちのおかげで年々減りつつあるのです。

 

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『深刻化する空き家問題』

深刻化する空き家問題!


【空き家問題】
「空き家」とは、1年以上人が住んでいない、または使われていない家のことです。

空き家があるからといって別に問題ないんじゃないの。
と、思っていませんか?
実は、けっこう深刻なんですよ。


〈空き家問題〉
① 景観が悪くなる。
何十年も人が住んでいない住宅は、壁が黒ずんだり、屋根が剥がれたり、壁や屋根に草や蔦が生えてしまいます。
老朽化はもちろんのこと、なかには気味の悪い印象を受ける空き家もあります。
するとその周辺の景観がよどんだ空気に包まれた空間になったようで見た目にいい気持ちがしません。
特に、深夜は明かりがつかず人気(ひとけ)がないため不気味さは増します。
その空き家が自分の住んでいる自宅の近くだったら嫌ですよね。

② 老朽化により倒壊の危険がある。
屋根の瓦が崩れ落ちてくることがある。
ひどくなると屋根や壁が崩れてしまいます。
道路に面していれば、倒壊により通行している人が怪我をする可能性があります。
住宅が隣接している場所であれば、隣の家の土地に倒壊した屋根や壁が崩れ落ちてくることもあります。

③ 動物が住み着いたり、害虫が発生する。
スズメバチが空き家に巣を作ることがよくあるので、そうなると近隣の人が刺される恐れが出てきます。
蛇やネズミ、狸などが住み着くことがよくあります。
ネズミはバイ菌を持っているのでとても不衛生です。

④ 不法侵入者が住み着く。
なんらかの事情で住む家がない人が無断で侵入して一時的に住み着くことがあるのです。
不気味なうえに犯罪の温床になりかねませんね。
以前、空き家になったアパートで大麻を栽培していた事件が発生しています。
それと不審火が出てしまうと、火災により隣接する住宅に延焼することも十分ありえます。

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『Free Wi-FiとiPhoneに潜む個人情報漏洩の危険について』

Free Wi-FiとiPhoneに潜む個人情報漏洩の危険について!


【日常生活で起こりうる情報漏洩】

 

〈日常に潜む危険1〉
あなたの部屋にアマゾンなどのネット販売で購入した段ボールが放置されていませんか?
もし、そうした部屋の中でスマホの写真を撮ってしまうと、段ボールの送り状が写り込んでしまい、そこから個人の住所などが分かってしまう危険があります。
(最近の写真機能は解像度が優れているため、被写体の背後に映っているものでも拡大して見ることが出来てしまいます)

 

〈日常に潜む危険2〉
被写体の背後に映っている景色から自宅を特定されることがあります。
他にも電信柱や自動販売機、マンホールの蓋が映っていると、その写真が撮られた場所(居場所)が判明してしまいます。
(電信柱や自動販売機には住所が書かれている。マンホールはその地域に合わせてデザインが違うのでデザインを見ればその地域が判明する)
これらが映り込んでいた場合、「いまどこにいる」「どこに住んでいる」という情報が知られてしまう危険があります。

これらの情報が知られてしまうと、ネットストーカーに狙われたり、自宅に来てしまったり、待ち伏せをされたりする危険が潜んでいます。
自宅が分かってしまうと、郵便受けから郵便物を盗んで、さらなる個人情報が盗まれる危険があります。

ですから、不必要な個人情報はネット上に出さないことが大切です。

 

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『時代を変える中国のネットアイドル「ワンホン」』

時代を変える中国のネットアイドル「ワンホン」!


ワンホン(網紅)とは?


みなさん「ワンホン」というのを知っていますか?

いま中国は世界最大のインターネット大国です。
ネット人口は、7.2億人を超えています。

そんなネット社会の発達した中国でソーシャルメディアにおいて強い影響力をもつ人がワンホンです。

ワンホン(網紅、Wanghong)とは、中国のネットアイドルで、芸能人ほどの知名度はないけれどネット上で多くのフォロワーを集めて有名になり、影響力を持った動画や生放送を中心に活動するインフルエンサーのことです。
いまやワンホンは、中国で32兆円にのぼる経済的な影響力を持っています。

中国語で「網」はインターネット、「紅」は大人気の意味を指します。
つまり、網紅(ワンホン)とは中国語で文字通りインターネット上の人気者という意味になります。

ワンホンは、特に動画共有サービスに通じている人のことを指します。
要するに、ワンホン(網紅)とは、動画をメインとして情報発信するインフルエンサーのことです。
もっと簡単な言い方をすると、中国版「You Tuber」ですね!

人気のワンホンともなると、その拡散力はすさまじく数か月で数百万人のフォロワーを得るケースもあります。
それも昨日まで普通の大学生だった人が一夜にして動画で注目を浴びて数百万人ものフォロワーに支持されることが起きています。
こうした影響力に企業が注目しています。

なかには1時間の生放送をすることで1,300万円の収入(年収)を稼ぐ人まで現れています。

 

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『狙われているあなたの個人情報!(サイバーセキュリティ問題)』

狙われているあなたの個人情報!(サイバーセキュリティ問題)


【密かに世界中を飛びまわっているサイバー攻撃】
わたしたちの住む日本は外国に比べてセキュリティが弱いのです。
ですから外国のハッカーから常時狙われていると言っていいでしょう。

わたしたちはそんなことは知らずにスマホやパソコンでSNSやインターネットを楽しんでいるのです。
あなたのスマホやパソコンをハッカーが密かにハッキングしようとしているかもしれません。

パソコンの内部をハッキングするなんてそんな簡単にはいかないだろう、と考えている方もいるでしょう。
しかし、パソコンを使っている方でパソコンの調子が悪くなったり、パソコンを購入して難しい設定ができなくてサポートしてもらった経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
そのときに「リモートサポート」というサービスを受けられたことはないですか?
リモートサポートは、あなたのパソコンと遠隔地にあるサポートデスク側のパソコンとつないで操作する方法のことです。
遠隔地にいるサポートデスクの方があなたのパソコン画面を見られるようになり、遠隔操作することで設定の手助けをしたり、トラブルの原因を調査・解決したりすることができます。
そうあるプログラムを使用すると他人のパソコンに侵入出来るってことです。
ただ、これは本人の許可を得た上での、あくまでもサポートです。
それも依頼者からサポート依頼がなければ、パソコンに侵入したり接続したりしません。
技術的にはこうしたことが可能なのですから、ハッキングだって出来るはずです。

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『AIロボットの普及によって無くなる職業の特徴』

AIロボットの普及によって無くなる職業の特徴!


【世界最先端のアメリカのAIロボット】
AIロボットの時代が訪れようとしています。
そのAIやロボットが一番進んだ国はどこかというと、残念ながら日本ではなく、アメリカなのです。


〈出前ロボット〉
アメリカの西海岸サンフランシスコでは、小さなロボットが活躍しています。
小さな箱型の体に四輪とアンテナがついています。
搭載しているカメラによって道や歩行者などの状況を正確に認識することができます。

小さな箱型のロボットは歩道に存在するさまざまな障害物(歩行者や建物など)を避けるだけでなく、道の状況(デコボコ道などの悪路)まで把握して目的地に進んで行きます。

アプリで出前を注文することが出来るのです。
AIロボットが目的地に到着するとスマホに到着したことを知らせます。
連絡を受け取った人は歩道に行き、ロボットの蓋を開けて中から注文した物(例えばタピオカミルクティー)を取り出します。
この宅配ロボットは「全自動出前ロボットのキウイ」と言います

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AIを搭載した全自動で動く出前ロボットです
スマホで注文すると指定した場所まで商品を運びます。
アプリを登録して注文すると商品が約30分以内に到着します。
注文した人はアプリでいまどこにロボットがいるかを見ることも、あと何分で到着するかを知ることも出来ます。

 

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開発したのはバークレー市にあるロボットのベンチャー企業キウイです。

広大な土地を持つアメリカでは、日本のようにあちらこちらにコンビニがあるわけでないのです。
ですからアプリで呼べば出前してくれる出前ロボットの存在はとても便利なものなのです。

さらに実験段階ですが、アプリで呼ぶことが出来る無人のスーパーマーケットのロボットが開発されています。
未来カーを思わせるフォルムに野菜などを乗せて運び、指定された場所まで移動します。
使い方は出前ロボットとほぼ同じです。

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『認知症の予防・改善が高齢ドライバーによる事故を無くす』

認知症の予防・改善が高齢ドライバーによる事故を無くす

今回も、いま社会問題となっている高齢ドライバーによる事故の問題を取り上げてみたいと思います。

 

【高齢ドライバーによる事故の主な原因は?】

まず高齢ドライバーによる事故の主な原因は、実は認知症が原因であるケースが多いのです。

現在の法律では、認知症になったら免許を取り消すことが出来るのです。
ですから、本来認知症になったら車の運転は出来ないのです。
高齢者が免許の更新をする際には、認知症の検査がありますが、もし認知症の疑いが出た場合は、医師の診断書が必要となります。
(認知症ではないという医師の診断)
そこで医師から認知症であると診断されたら、免許は取り消しとなるのです。
こうしたことが2017年の3月から実施されています。


【現状の道路交通法】
2017年に改正された道路交通法によって、高齢ドライバーの認知機能検査が取り入れられました。
それは以下の通りです。
「時間の見当識」・・・検査時における年月日などを回答する。
「手がかり再生」・・・16種類のイラストを記憶して回答する。
「時計描写」・・・時計の文字盤で、指定の時刻を表す針を描く。

総合点が100点で、3つの分類に分けられます。
49点未満が第1分類、「認知症のおそれあり」(記憶力・判断力が低くなっている)
49点~75点が第2分類、「認知機能低下のおそれあり」(記憶力・判断力が少し低くなっている)
76点以上が第3分類、「認知機能低下のおそれなし」(記憶力・判断力に心配がない)

これらのテストを年間200万人以上の高齢者が免許保持のために検査を受けています。
このテストで認知症の疑いがあるとされた人は医師による診断が必要となったのです。

検察庁のデータによると、死亡事故を起こした高齢ドライバーのおよそ半数にあたる49%が認知症検査において第1分類と第2分類と判断されていたといいます。

検査をしたり医師から認知症と診断されたりすればはっきりとしますが、認知症になりつつある状態のときが高齢者も家族も判断が難しいところです。


こういった現象が出たら危険(認知症の疑い)と思った方がいいのです。
「車の右側に傷がつくようになる」
「出かけようとしたのに、どこへ行こうとしたのか分からなくなる」
「知っている道のはずなのに、道を間違えてしまう」

こうしたことが起きたら病院に行って症状を診断してもらうべきなのです。

 


【高齢ドライバーは認知症の予防を】
高齢者となって車の運転を続けたいのなら、認知症に対する予防をしいなければなりません。
これは好き嫌いの問題ではありません。
車を運転したいなら、予防しなければならないことなのです。

65歳以上の人で認知症になる人とその予備軍を足すと、全体の30%になると言われています。
ですから極端に言ってしまえば、3人に1人が認知症かその予備軍だということになります。

 


【認知症の予防と改善に効果的な方法とは】
運動は昔から脳機能に良いと言われていましたが、運動を毎日やっている人でも認知症を発症することがあります。

実は認知症になりやすいタイプの人と認知症になりにくいタイプの人がいることが分ってきたのです。
この二つのタイプは身体的特徴がまるっきり違うため完全に区別することが出来るのです。
それは“神経の違い”なのです。

通常、人間が運動するときには脳の運動野から全身の神経を伝わって筋肉を動かしています。
これが運動神経と言われるものです。
この運動神経は、認知症の人も認知症でない人も正常に機能しています。
ですから、認知症の方も普通の生活が出来るのです。

しかし、筋肉を動かしたときには、動かした筋肉に刺激が起こります。
その刺激が今度は脳に戻ってくるのです。
この戻る方の神経は運動神経とは違うのです。
筋肉を動かしたときの刺激が脳に戻る神経は“感覚神経”という神経なのです。
この感覚神経が鈍っている人は認知症になりやすいのです。

ですから筋肉を使った時の「痛い」「疲れた」が脳に上がりやすい体を作ることが重要なのです。

人間が筋肉を動かすには脳から電気信号を筋肉に出します。
それによって筋肉が動きますが、その際に「疲労」「痛い」などの筋肉が感じた感覚が感覚神経を通して脳に送られるのです。

よく認知症の人が徘徊してしまい、何キロも歩いていたなんてことを聞きますが、それはまさしくこうしたことで説明がつくのです。
つまり、運動神経は正常に機能しているが、運動したときの感覚神経が鈍くなっているので、普通の人であれば疲れを感じて歩けなくなるはずなのに、驚くほど長距離を歩いてしまうのです。

感覚神経が鈍ると「暑い」とか「寒い」、「疲れた」といったことに鈍くなります。

こうしたことを改善するために『強度の筋トレをすることで脳へ刺激を伝えて感覚神経を繋げる』という方法があります。
要するに、高齢者にはキツイくらいの筋トレ(スクワットや腹筋など)をすることによって感覚神経を維持させるというものです。

脳に上がる刺激は筋肉の太さに比例します。
高齢者にはキツイ運動をすることで、太い筋肉と脳との感覚神経を繋ぐことが、手っ取り早く認知機能を向上させるのに効果的なのです。
“強度の筋トレ”が認知症の予防と改善に効果的なのです

 

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ここで間違えてはいけないのが、筋肉痛とトレーニングの関係です。
筋肉痛とトレーニング中の刺激は比例します。
ですから、トレーニング中に刺激を感じない人は筋肉痛になりません。

つまり、トレーニング中、筋肉に痛みを感じるということは感覚神経がきちんと働いているということなのです。
ですから、怖いのはトレーニング中に筋肉に痛みを感じない場合は感覚神経が鈍っている可能性が大なのです。


【感覚神経は運転技術に欠かせない】
感覚神経が鈍っている人は、自分ではアクセルをそれほど踏み込んでないと思っていても、実際は急発進、急加速になったりしてしまいます。
これは、アクセルを踏み込んだ刺激が脳に戻ってこないため、自分ではどれだけアクセルを踏み込んだかよく分かっていないからなのです。


【認知機能を活性化させる最新脳トレ】
認知機能を上げるには、ものを考えたり記憶したりする前頭前野を活性化させることがとても大事なのです。

脳トレで有名になった川島隆太教授が開発した小型脳計測センサーを使う最新の脳トレで前頭前野を活性化させることが出来ます。

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超小型の脳計測センサーを前頭前野のある額の左側に取り付けます。
その上でスマホなどを使って脳トレ(計算など)を行います。

他にも認知症の予防には、読書が良いのです。
本をよく読む人は認知症になりにくいのです。
また、指を使って細かい作業をすることも認知症の予防に繋がります。

 

【個人的な意見】
高齢ドライバーの事故を防ぐには、原因の一つである認知症を予防・改善することが急務です。
認知症を予防・改善するためには“強度の筋トレ”“計算や記憶などの脳トレ”を行うことです。

それによって、確実に認知症による高齢ドライバーの事故は減少するはずです。

でも、キツイ運動はお年寄りには大変ですよね。
それでも「健康のため」、「長生きのため」、「死亡事故を起こさないため」と思って筋トレや脳トレをする高齢者が増えることを期待したいと思います。

筋肉には年齢は関係ありません。
何歳になっても努力すれば筋肉は鍛えられるのです。
脳も高齢になっても鍛えれば活性化します。

これには高齢者の周りにいる家族の理解と協力が必要です。
年寄りだからと言って、腫れものに触るように大事にし過ぎると運動する機会が減り、余計に認知機能が衰えてしまいます。

ヘタな親切は認知症の敵だと思ったほうがいいでしょう。

そうした意味では年をとっても何らかの生きがいや趣味、運動が必要だと言えます。

わたしもどちらかといえば明らかに高齢者に近い年齢となってきたので、いまやっている週一度の運動を継続して認知機能が衰えないようにしたいと思います。

これ以上不幸な事故が起こらないことを切に願ってこの記事を書きました。


お読みいただきありがとうございました。

『高齢ドライバーによる事故を防ぐ“ワンペダル”』

高齢ドライバーによる事故を防ぐ“ワンペダル”


【事故を起こしやすいのは高齢者と十代の若者】
近年、高齢ドライバーによる事故が増え、世間の関心を集めています。
そこで以前にも取り上げた「高齢ドライバーによる事故の問題」を再度取り上げたいと思います。

死亡事故の件数を年齢別に見てみると、一番多いのが85歳以上の高齢ドライバーなのです。
その次に多いのは18歳、19歳の未成年のドライバーとなっていて、3番目に多いのが、また高齢ドライバー(80~84歳)なのです。

この事実から言えることは、80歳以上の運転は危険であるということです。
もちろん事故を起こさない高齢ドライバーもいると思いますが、潜在的に事故発生の予備軍とも言えます。
さらに高齢ドライバー本人はきちんと運転できていると思っても、周りのドライバーからみると「危ないな~」と感じることも多いものです。

 

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【運転をしないという勇気ある選択】
高齢ドライバーによる事故を防ぐにはどうしたらいいのか?
簡単に答えは出ます。

それは、“高齢となったら運転をしないこと”です。
つまり、運転免許を自主返納してしまうことです。

2018年に運転免許を自主返納した人の数は42万人。
そのうち75歳以上が29万人います。

2010年頃から自主返納する人の数は増え続けています。
2010年には、6.5万人でしたから8年間で運転免許の自主返納をする人が約6.5倍も増えたことになります。
つまり、それだけ高齢者とその家族の意識が高まっていると言えます。
そうです、高齢者も気がついてはいるのです。

それでも自主返納しない人はたくさんいます。
その理由の一つに、身分証代わりに使っているという方もいるようですが、返納しても代わりの身分証明になる「運転経歴証明書」を発行してもらえます。

「そんな簡単に免許を返納できない」という方もいるでしょう。
買い物、病院への通院、その他にも車がないと不便だったり、生活することが困難になるという方も当然いると思います。

ですが、そんなことを言っていて、もし、誰かを傷つけてしまったら、事故を起こしてしまったら取り返しがつきません。
どんなに後悔しても死んだ人は戻って来ません。

なにより一番いけないのは「自分は大丈夫だ」という考えです
高齢者でなくても、若者でも運転に慣れた人でも、バスやタクシー、トラックなどのプロのドライバーでも事故を起こしたり、事故にあってしまうことがあるのです。
自信は“過信”と思ったほうがいいのです。


【高齢ドライバーのなにが問題なのか】
高齢になったから急に運転技術が衰えるということはほとんどないでしょう。
例えば70歳になったとたんに突然運転が下手になった、なんてことはあまり聞きません。
車の運転もある種の運動能力ですからある日急に運転が下手になるということはなく、高齢になるにつれて徐々に衰えていくということだと思います。

実は、ここにこそ高齢ドライバーが事故を起こしてしまう罠が潜んでいるのです。
昔話に茹でカエルの話があります。
鍋の中の水にカエルを入れて、下から火をつけると徐々に温まった水はやがてお湯になっていきます。
中にいたカエルは水だと思って安心して入っていたのに、水がいつの間にか熱くなっていたことに気がつかなくて茹でカエルとなってしまった。
(急に水がお湯に変わればカエルも慌てるが、徐々に水が温まっていくとカエルは気がつかなくて茹でられてしまうという話です)
なんて、話がありますが、これと同じことが言えるのではないかと思います。
(実際は、カエルは途中で逃げ出すと思いますが、そういう昔話があるということです)

ある日急に運転技術が下手になって、危ない思いをした人は、おそらく家族に言われなくても「運転するのを止めた方がよさそうだ」と自ら悟るでしょう。
ですが、いつの間にか、少しずつ衰えていくものはなかなか気がつかないものです。
本人とすれば若いときと変わらない運転をしているつもりでいると思います。
また、何十年も運転してきた自信というものもあるでしょう。
ですが、昨日無事であっても、今日事故を起こさない保証はどこにもないのです。

運転の世界ではよく言われますが「かもしれない運転」をしなさいと言います。
逆に「だろう運転」はしてはいけないと言います。
「かもしれない運転」とは、危険が“あるかもしれない“と常に警戒する運転のことで、「だろう運転」とは、憶測や思い込みで大丈夫だろうと思って確認不足の運転をすることです。

高齢ドライバーも同じです。
「高齢になったけど、俺は(私は)大丈夫だろう」
「運転には自信があるから事故は起こさないだろう」
と考える人は事故発生予備軍と言えます。

逆に「高齢となったからいままでとは違って運転技術が衰えてきているかもしれない」
「高齢者なんだから、事故を起こす確率が高くなっているかもしれない」
「自分も事故を起こした高齢ドライバーのように事故を起こしてしまうかもしれない」
と考えることが非常に大切だと言えます。

ですが、「かもしれない」と考えるような人が自主返納をして、「大丈夫だろう」と考えている人は自主返納をしないで運転を続けているというのが現状ではないでしょうか。

運転に関しては、自信は「過信」にしか過ぎないと述べておきます。
自分が運転操作を間違えなくても、間接的に事故に巻き込まれることだってあるのですから、交通事故とは自分一人だけの要因ではないのです。


【高齢者が事故を起こす要因】
高齢ドライバーが事故を起こしてしまう要因について考えてみます。
まず挙げられるのが、「反射速度が遅くなる」ことです。
加齢によって運動機能が衰えてしまうことです。

それと認知症の初期症状です。
明らかに認知症となっていれば、医師や家族から運転は止められるでしょう。
ですが、認知症の初期で本人も家族も気づいていない場合は、普段通りだと思って運転してしまいます。
でも、認知症の症状である空間認知機能が衰えてしまったことによって事故を起こしてしまうことがあります。

そこで認知症であるかどうか高い確立で判断できる判断方法があります。
それは運転する場合、右側は本来良く見えるはずなのに右側に傷があるようなら、空間認知機能に問題が起きているサインの可能性があります。
通常は接触事故や引っかき傷などは左側に多く発生します。
なぜか右側を接触してしまうようなら認知症の可能性があります。

高齢者の反応速度が遅くなるのは主に眼(視力)が衰えていくからなのです。
情報を得ている視覚の機能が衰えてしまうことで、どうしても若いときと比べて反応速度が遅くなってしまうのです。
特に夕方や夜、そして雨のときに見えづらくなります。

20代の人の視野角は174°ですが、70代になると視野角は150°と狭まってしまいます。
当然知らず知らずのうちに見えづらくなっているのです。
高齢になると肩や首の筋力が衰えてくるので、状況確認において眼球を動かすだけで確認を行ってしまうことが多くなります。
視覚や運動機能が衰えた自覚があるならば、目だけを動かして確認するのではなく、首を左右に振ってよく周りを見ることが必要とされます。

人間は、どうしても年をとることで体が衰えていきます。
それは健康な人も、若いとき運動をしていた人にも等しく衰えはやってきます。
ですから、ある程度の年齢になったら車の運転は危険度が高まっているという自覚を持つことが非常に大切です。
軽い単独の接触事故ならまだしも、人身事故を起こしてからでは遅いのですから。

それと、高齢者の事故は、実は自宅周辺で起こることが多いのです。
それは慣れている道ゆえの油断があるのかもしれません。


【高齢ドライバーに多い踏み間違いを防止する】
高齢ドライバーによる重大事故の多くは、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故です。
これは初歩的なミスですし、誰一人好き好んで間違ったわけではありません。
でも、高齢になると起きてくるのが踏み間違いなのです。


〈踏み間違い事故を防ぐペダル〉
熊本県にあるナルセ機材有限会社の鳴瀬さんは、自身の経験から踏み間違いを防ぐペダルを開発しました。
それは「ワンペダル」と呼ばれるもので、右横(扇形に広げる)にペダルを動かすとアクセル(加速)になり、そのまま踏み込めばブレーキになるペダルです。

つまり、アクセルとブレーキを別な操作方法とすることで踏み間違いを防止するという画期的なペダルなのです。
アクセルとブレーキを踏み間違えるのも、どちらも踏み込むペダルだからです
横に力を加えるアクセルと縦の踏み込みのブレーキでは、間違えようがありません。
つまり、踏むのはブレーキだけなのです。

人間、とっさに動くのはおそらく踏み込みです。
ですから鳴瀬氏の開発したワンペダルでは、ペダルを踏み込んでも車は動きません。
意識的にペダルを横にスライドしなければ車は走らないのです。
ですからとっさにペダルを踏み込んでしまっても事故は起こらないのです。

 

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ワンペダルの長所は、常にブレーキペダルの上に足が乗っているということです。
アクセルペダルからブレーキペダルへ足を踏みかえる必要がないのです。
ですから、通常の車の空走距離(アクセルペダルから足を放して、ブレーキペダルを踏むまでに車が走る距離)より短くなるのです。
従来の二つのペダルだと空走距離は0.9秒かかりますが、ワンペダルだと0.3秒で済みます。
これは画期的なことです。

このワンペダルは熊本の工場でしか製造できないため、現在は900台しか設置出来ていません。

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〈運転を助けてくれるサポートカー〉
三菱自動車工業では、「セーフティーサポートカー」と呼ばれている衝突被害軽減ブレーキを搭載した車を開発しています。

どんなサポートをしてくれるのかというと、ペダルを踏み間違えたときに加速を抑制する装置が働き前に進まなくなる機能です。

また、駐車中の状態からギアを間違えて入れてバックとドライブ(D)を逆にしてしまった場合、アクセルを踏もうとすると警告音を発して危険を知らせると共にエンジンに抑制機能が働き急発進しなくなります。
これらの動きはフロントに設置されたフロントカメラによって前方の人や車両などを検知して危険を回避してくれるのです。
他にも前方と後方のバンパーにソナーが設置されているので、障害物を検知することが出来ます。

こうした事故防止の機能は高齢ドライバーにとって強い味方となることは明らかです。


【個人的な意見】
少しでも身体機能に衰えを感じる方は早めに運転免許証の自主返納をおすすめします
なにかあってからでは遅いのです。
まだ大丈夫と思っている、その考えが危険です

それと鳴瀬氏の開発したワンペダルを使用する人が増えることを願います。
政府や自治体も、一定の年齢となった人には、ワンペダルの使用を義務化することをしていかなければなりません。
自主的にと言っていたのでは、いつまでたっても高齢ドライバーによる重大事故は減りません。

 

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一定の年齢になったらサポート機能付きかワンペダルの事故防止機能付きの車両でなければ運転できないようにすることが必要であると思います。

個人的には70歳以上の人が運転する場合、ワンペダルの車かサポート機能付きでないと運転できないようにするべきだと考えます。
そして80歳を過ぎたら運転は止めるべきです。
(将来的にAIによる完全自動運転車が開発されたら、この話は別となります)

今後はAI搭載の自動運転の車に切り替わってくるでしょう。
また、近未来の車は、人間が乗り込んで行き先を告げるだけで目的地に到着することが出来るようになります。
ただ、それまでにはまだ時間がかかります。

今後は事故防止装置付きの車でなければ製造・販売できないという世の中にしなければ、不幸な事故は無くならないでしょう。

個人的には、もう少し年を取ったらワンペダルの車にしたいと考えています。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

『日本の農業に革命が必要!』

日本の農業に革命が必要!


【高齢化が進む農家】
今、農家の高齢化が進み、手つかずの畑が増えていることが社会問題となっています。
高齢化ということは様々な問題を抱えていますが、今回は農業について考えてみたいと思います。

農業就業者の平均年齢は、2018年で66.8歳と高齢化しています
1960年には42歳だったものが年々高齢化していき、ついには66.8歳となってしまったのです。

平均が66歳ということなので70代、80代の人が農業に従事していることが多いのが現状です。
農業は肉体労働ですから、60代後半や70歳を過ぎて農業をするのはとてもしんどいことだと思います。

サラリーマンであれば、悠々自適の隠居生活をしている年なのに、農家の人たちは汗水たらして働いているのです。
これは大変です。

ひと昔前の農家のお婆ちゃんのイメージは、腰の曲がったお年寄りといった感じでした。
そうです、腰が曲がってしまうほど、農業は腰に負担がかかる大変な仕事なのです。
そもそもお年寄りがする仕事なのか? とわたしは疑問に思ってしまいます。
ツライ肉体労働であれば、若者のほうがいいはずです。
ですが、現代の若者は農家を継ぐことを嫌って跡継ぎのいない農地が増えてしまっているのです。

 

【農業が抱える問題】
〈耕作地放棄〉
農業が抱える問題でまず挙げられるのが、耕作地放棄です。
「耕作放棄地」とは、過去1年間耕作されていない田畑のことです
この耕作放棄地は年々増加する傾向にあります。
2015年のデータでは、東京ドーム9万個分の農地が作物を実らせることなく、放置されているのです。
1975年から比べると約3倍も耕作放棄地が増加したことになります。

 

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本来であれば何らかの作物を実らせる農地が放棄されているということは、当然のことながら収穫量が減少してしまいます。

さらに耕作放棄地は単に作物を実らせないだけの問題ではなく、不法投棄や野生の鳥獣被害などの問題を引き起こしています。
これらによって地域住民に悪影響を与えています。


〈農業就業者の減少〉
高齢化に伴って問題なのが農業就業者の減少です。
戦後の農家の人口は、1500万人以上いましたが、現在は200万人を切っているのが実情です。
1960年には約1454万人いた農業就業者が、2019年には約168万人まで減少してしまいました。
これはピーク時の1/8以下となったことになります。
このままでは100万人まで減少してしまうと予想されています。

現在農業に従事している人たちが高齢であり、若い世代が少ないとするならば、農業就業者の人口が確実に減少してしまいます。

農業就業者が減少するということは、農作物の収穫量が減少するということです。
日本の国自体の人口が減少しつつあるとはいえ、収穫量が減少した作物は外国からの輸入に頼るしかありません。

1960年代には、日本の自給率が79%あったものが、2017年には40%を切るまでに下がってしまいました。

国内でまかなえない食料は当然輸入に頼るしかなく、約63%の食料を外国から輸入しています。
みなさんもスーパーなどで買い物をするときに生産地などをよく見てみると外国産のものが以外に多いことに気がつくでしょう。
特に果物は外国産が多いです。

別に外国からの輸入に頼ったっていいじゃないか、と思うかもしれませんが、そこにはある深刻な問題が潜んでいるのです。

食糧を輸入に頼ることの怖さは、もしなんらかの理由によって輸入がストップしたり、減ったりすれば日本の食卓から様々な食材が消えることを意味します。
または値段が高騰して家計を圧迫することになってしまいます。
つまり、いままでの食生活を続けられなくなるということです。

もちろん平和な世の中が続けばいいのですが、万が一天変地異などの災害や地球の人口が増えたことによる食料問題が起きたときに、食料を輸入できなくなることだってありうるのです。

 

【日本の農業が変りつつある】
若者の農業離れによって後継者不足に悩む農業ですが、いま新たな潮流が起きています。
それは一般企業が農業に乗り出してきているのです。
耕作放棄地があることを農業の危機として捉えるのではなく、そこにビジネスチャンスとしてみて農業とはほとんど縁のない企業が農業に進出しているのです。


〈農業ビジネスに進出している企業〉
三菱地所・ローソン・イトーヨーカ堂・イオン・スズキ・JAL・JTB・NTT西日本・小田急鉄道・JR九州など3000社以上の企業が農業に参入しています。

この中でも最も注目されているのがイオングループのイオンアグリ創造株式会社なのです。
2009年に設立された若い企業ではありますが、全国に20カ所、350ヘクタールの農場を運営しています。
それも北海道から大分県まで全国に分布された農場で、その地域にあった作物を栽培しているのです。

 

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それにしても小売店のイオンがなぜ農業に参入したのでしょうか?

そこにはある秘密があるのです。
実は、耕作放棄地などを利用して農業をしたいけれど農地がない人と、使っていないから農地を貸したい人を仲介する企業が現れたのです。
その企業とは、「農地バンク」です。
農地バンクが農家と企業の間に入ることで、農業をやりたいけれど農地に縁がなかった企業と跡継ぎや高齢となったことで空いてしまった農地を結びつけることが可能となったのです。

そこでは元農家さんがパートとして働いたり現地の農業指導(アドバイザーなど)に入ったりして雇用も生み出しているのです。

イオンアグリの農場で働く平均年齢は、33.3歳と農業全体の平均年齢66.8歳を大きく下回っています。
つまり、それだけ若者が農業に携わっているということなのです。


〈イオンアグリの新しい取り組み〉
なぜ若者が農業をやりたがらないのか?
それは“キツイ”から、そして“休みがない”などの労働時間の問題を抱えているからです。
そもそも農業は、労働基準法の適用除外の項目があるのです。
「必ずしも休日を与える必要がない」
「割増の残業代を払わなくていい」
つまり、労働時間や残業代などの規定がないため長時間労働になってしまい、長く働いても会社員のように割増の賃金をもらえるわけではないのです。

しかし、イオンアグリは一般の企業と同等の労働基準を設けることで働きやすい環境を整えているのです。
それによって若者も働く意欲を維持できるというわけです。

実際には、繁忙期にはしっかりと働いて、閑散期には労働時間を減らすという取り組みをしているのです。
また年間20日間の連続休暇を取れる仕組みもあるのです。

若い人が農業をやりたがらない理由が休日などの自由な時間が取れないということです。
イオンアグリの取り組みなら若い人にも働きやすい農業になっているのです。

 

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【最も大きな問題は農業における所得】
農業は自然と大きく関わっていますから、異常気象や災害などによって作物の収穫量が減ってしまうときがあり、収入が安定しないという問題を抱えています。

実は農地を手放す理由の一つになっているのが、災害や人員不足による生産量の低下による収入減少で農地を手放している農家が増えているのです。

 

〈日本の農家を救うイタリア野菜農業〉
いまイタリヤ料理店で使われるイタリヤ野菜を作る農家が増えています。
イタリヤから輸入すると獲れたての野菜といっても空輸する関係で消費者の口に入るのは一週間ほど経過してしまいますが、国内の農家が作るイタリア野菜ならば、最速その日に取れた野菜を食することも可能なのです。

イタリア料理店とすれば獲れたての野菜で料理を提供することが出来、お客は新鮮な野菜を食することができる。
しかも農家にとって貴重な収入源となる。
これは良いことばかりです。

通常農家が作った作物が消費者のところへ届くには農協や仲卸業者を間にはさまなければなりません。
しかし、イタリア野菜専門にやっている農家は、小売店(お店)や消費者と直接つながることで価格を自分で決めることができ、安定した収入を確保することが出来ているのです。

 

【近未来の農業は】
おそらく近未来の農業は会社員のように勤め人の仕事になっていくことでしょう。
農家が代々家業を継ぐのではなく、ひとつの企業体が農作物を作っていく。
しかも、作る作物は本業や他のビジネスと繋がりをもったものとなるでしょう。
例えば、飲料メーカーが自社のブランド飲料の材料として作物を改良して新しい飲料を開発する、など様々な連携が考えられます。

当然、AIやロボットが導入されて活躍することになるでしょう。
それによって個人の農家では出来なかった大規模な農業が可能になります。

さらに時代が進むと土の上で作物を作るのではなく、工場のような建物の内部で野菜などの作物を作ることになるはずです。
人手ではそれほど必要なくなり、AIが管理し、ロボットが働くようになります。

 

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人類が宇宙へ飛び出す時代を迎えるためには、土から作物を作ることから離れなければなりません。
近未来は農地とは土の上を意味しなくなります
ですから、海の上に浮かんだ農場が現実となることも十分考えられます。
未来の農場は場所を限定しなくなるのです。

また、いままでの時代であれば農業に興味があっても、農業をやりたくても実家が農家でなく農地を持っていないために農業につけなかった人が、農地をレンタルしてビジネス感覚で珍しい野菜や需要のある作物を自由に作ることができる農業をすることも可能になってきます。

近未来の農業は、ビジネス要素をもった事業となるでしょう。
いままでのように単に農作物を作って出荷するというだけで、あとは仲介業者や消費者の消費行動に任せるのではなく、他のビジネス(料理店、小売店、食品など)をさらに良くするため、あるいは相乗効果をもたせるために特定の作物を作るようになるでしょう。

 

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【個人的な見解】
個人的に気になるのは、自給率です。
やはり国内の自給率が70%を下回るようでは、将来が不安です。

イオンアグリが取り組んでいることは、ある種革命的な出来事です。
もし、なにも対策をしなければ日本の農業は衰退してしまい、国内産の野菜や作物は希少で高額なものとなってしまう可能性だってあります。
もっと若者が農業に興味を持ち、ビジネス感覚を生かして、新しい農業の形を形成していくことを期待したいと思います。

「農業ってカッコいい」
そんな風に思ってもらえる時代が来ることを待ち望みます。

 

お読みいただきありがとうございました。