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「(旧タイトル:サーチライト)AIなどの最先端技術と人間の幸せが両立する社会を実現(目指す)するための提言」

『Free Wi-FiとiPhoneに潜む個人情報漏洩の危険について』

Free Wi-FiとiPhoneに潜む個人情報漏洩の危険について!


【日常生活で起こりうる情報漏洩】

 

〈日常に潜む危険1〉
あなたの部屋にアマゾンなどのネット販売で購入した段ボールが放置されていませんか?
もし、そうした部屋の中でスマホの写真を撮ってしまうと、段ボールの送り状が写り込んでしまい、そこから個人の住所などが分かってしまう危険があります。
(最近の写真機能は解像度が優れているため、被写体の背後に映っているものでも拡大して見ることが出来てしまいます)

 

〈日常に潜む危険2〉
被写体の背後に映っている景色から自宅を特定されることがあります。
他にも電信柱や自動販売機、マンホールの蓋が映っていると、その写真が撮られた場所(居場所)が判明してしまいます。
(電信柱や自動販売機には住所が書かれている。マンホールはその地域に合わせてデザインが違うのでデザインを見ればその地域が判明する)
これらが映り込んでいた場合、「いまどこにいる」「どこに住んでいる」という情報が知られてしまう危険があります。

これらの情報が知られてしまうと、ネットストーカーに狙われたり、自宅に来てしまったり、待ち伏せをされたりする危険が潜んでいます。
自宅が分かってしまうと、郵便受けから郵便物を盗んで、さらなる個人情報が盗まれる危険があります。

ですから、不必要な個人情報はネット上に出さないことが大切です。

 

 【東京オリンピックに広がるハッキング被害】


インターネットに繋がるということは、ハッカーに狙われる可能性があるということなのです。

来年は日本でオリンピックが開催されますが、だからこそハッカーは日本を狙っています。
事実、前回のリオオリンピック(2016年)では大会ホームページがハッカーに乗っ取られてしまい一時機能が停止してしまう事態が起きています。
他にも2014年のソチオリンピックでもハッカーの攻撃がありました。
多くの人が集まるオリンピックは世界中のブラックハッカーの標的になっているのです。

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【ハッカーから身を守るために注意すること】


ハッカーの攻撃手法とは?
“Free Wi-Fi”を使ってハッキングするのです。

2016年のリオオリンピックでは、偽ホットスポットからハッキングし、個人情報を盗み出した事件が多発しました。

 

〈身を守る方法〉
巷にはハッカーが用意した偽のホットスポットがあるのです。
まずよく分からないFree Wi-Fiにはつながないことです。
安易に使ってしまいがちですが、そうしたことはとても危険です。

例えば、大手カフェ店のホットスポットで、カフェ名のホットスポットに似たものがあったりします。
もし、同じカフェ名のホットスポットであってもそこに“ゲスト”とついていたり、数字(1とか2とか)がついていたりしたら、偽物のホットスポットである可能性が高いです。

 

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万が一、偽のホットスポットに接続してしまうとスマホやPCで閲覧しているサイトがハッカーに丸見えとなってしまいます。
つまり、あなたが見ているサイト(情報)と同じものをハッカーが同時に見ていることになります。
他にもOSのバージョンであるとかブラウザの情報を知られてしまいます。
怖いのはこのとき当の本人は、ハッキングされていることにまったく気がつかないことです。
気がつきようがないと言った方が正確でしょうか。

しかも流出してしまうのは、ホームページの閲覧だけではありません。
例えば“メール”です。
メールの内容も見られてしまいます。

こうしたハッカーの対策におススメなのが、「ノートン360」です。
ノートン360を起動すると、もし偽のホットスポットにつないでいる場合は“警告”が出されます。
以下のようなメッセージで知らせてくれます。
「このネットワークはパスワードで保護されていないため、閲覧状況や個人情報が第三者に見られる可能性があります」
悪質な場合は、画面が赤くなって危険であることを知らせてくれます。
「このサイトは使用しないことをお勧めします」と警告してきます。
要は、ハッキングからバリアを張って守ってくれるということです。


〈セキュリティソフトが入っていないときの対策〉
その1
端末のOSを最新にアップデートすると同時に、端末に入っているアプリも最新のものにする。

その2
危険なFree Wi-Fiかどうかを判断するために、いまいる場所の公式のスポット名を把握する。

その3
金銭的被害がないか確かめるためにクレジットカードの明細を確認する。

 

【日常に潜むiPhoneの危険】


〈自動応答機能に潜む危険〉
元々iPhoneに備わっている機能が危険なことに繋がってしまうことがあります。
iPhoneに最初からついている機能で、電話がかかって来たときに自動的に応答してしまう機能があります。
その自動応答機能を悪用すると、一種の盗聴器と同じになってしまい、音声や会話などを盗聴されてしまいます。
例えば、充電しているときに電話が来て、自動応答機能により通話状態となった場合、音声は向こう側に聞こえてしまいます。

自動応答の機能はOFFにしておくことをお勧めします。

 

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〈自動応答の設定を確認する方法〉
① 「設定」から一般を選択
② 「アクセシビリティ」を選択
③ 「通話オーディオルーティングの設定」を選択
④ 「スピーカー」にチェックが入っているかを確認
⑤ 「自動で電話に出る」がONになっているかどうかを確認
(ここで設定が入っていると自動応答機能が作動してしまいます)
⑥ 自動応答機能をオフにするには、「自動で電話に出る」をOFFにします。


〈Siriに潜む危険〉
音声検索は大変便利な機能のひとつです。
iPhoneに搭載されているSiriですが、「自分は誰か」という設定をしておくと場合によっては個人情報が洩れる可能性があります。
名前やメールアドレスなどが漏れてしまうかもしれない危険があります。

つまり、他人が「わたしの住所は?」とSiriに質問すると、そのiPhoneの所有者の情報を教えてしまうのです。
Siriは質問者がiPhoneの持ち主なのか、そうでなくまったくの別人なのかを判別することはできません。
ただ聞かれれば答えてしまうのです。

対策としては、ロック中は質問に答えないという設定にしておくことです。

 

 【期待されるセキュリティAIの登場】


将来的に発展する分野、職業はセキュリティの分野であることは間違いありません。
職業ならホワイトハッカーが最先端の職業のひとつとなるでしょう。

 

スマホやPCを使用する人は「便利さ」「楽しさ」などはものすごく求めますが、セキュリティに対する意識がまだまだ低いと言えます。

IOTの技術やAIなどの進歩によって、増々ネット無しでは暮らせない社会になってくることは間違いありませんが、そこには犯罪や個人情報を盗まれる危険が潜んでいるのです。

意外なことに犯罪者は時代の先を行こうとします。
オレオレ詐欺などの犯罪が減らないのはなぜでしょうか?
オレオレ詐欺などの詐欺手法は常に新たな手口を生み出すからです。

ですからこれからのネット社会・AI社会に必須なアイテムは「セキュリティAI」となります。
ハッカーが狙ってくるシステムの脆弱なポイントや弱点を先に発見し指摘してくれるAI。
またはその対策を打ってくれるAI。
そうしたセキュリティAIが開発されたら、世界的なヒットになるでしょう。
これからの時代は単なるセキュリティソフトだけではダメです。
常にアップデートするソフトやアプリを即時学習し、ハッカーが狙ってくるポイントを見つけ出すAIが必要です。
つまり、ハッカーの先回りをすることで、ハッキングを防ぐ。
または万が一ハッキングされてしまったら即時使用者に知らせるとともにハッキングを撃退する。
そうしたハッキングの被害から個人情報を守るセキュリティAIの登場が期待されます。

 

 【個人的な意見】


インターネットは「面白く」「便利」ではありますが、使うことばかり気にしないで個人情報が狙われていることを気にしなくてはいけません。

わたしたちはもっとセキュリティ意識を強くする必要があります。

セキュリティAIを開発することは、ターミネーターの世界で描かれているAIが人類を支配し淘汰する世の中を防ぐ盾になるはずです。
ですから、未来社会にはセキュリティAIは必須のものなのです。

 

お読みいただきありがとうございました。