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「(旧タイトル:サーチライト)AIなどの最先端技術と人間の幸せが両立する社会を実現(目指す)するための提言」

『最先端インバウンドビジネス(通訳)』

外国人観光客を相手にする通訳ビジネスを紹介!

 

【外国人観光客が急増している】


近年、日本を訪れる外国人観光客が急増しています。
2008年に835万人だった外国人観光客が、2018年には3,119万人にまで増えています。
これは過去最高の人数となります。
2020年には東京オリンピックが開催されます。
予想されている外国人観光客は、4,000万人以上といわれています。

日本を訪れる外国人観光客が増えるということは、旅行消費額も増えるということです。
2018年の外国人観光客の旅行消費額は4兆5,189億円です。
びっくり!!

ここまでくると外国人観光客の消費なくして日本経済はない、という感じですね。

また、これを新たなビジネスチャンスとして捉えて、外国人観光客向けのインバウンドビジネスが次々と生まれています。 

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【外国人が日本に来て困ったことは?】


・タクシーに乗ったとき、行き先がたまに伝わらないときがある。
・英語を話せる人が少ないのでコミュニケーション不足になる。
・日本人はシャイなので上手くコミュニケーションが取れない。

というのが外国人観光客の感想なのです。
コミュニケーションがうまく取れないという問題があるということです。
これは日本という国の不思議な特徴でもありましょう。
中学高校と6年間も英語教育を受けているはずなのに、大多数の日本人は英語が話せない。
世界には自国の言語がありながら英語を母国語としている国も多いです。
日本はアメリカと近い関係にありながら英語を話せない日本人を不思議に思う外国人も多いのではないでしょうか。


また、観光庁の調査では、
〈外国人観光客が日本で困ったこと〉
・コミュニケーションが取れない。
・公共交通の利用。
・多言語表示の少なさ(観光案内所・地図等)。

そこにあるものは言葉の壁
そんな外国人観光客がぶつかってしまう言葉の壁をビジネスにしている企業があります。

 

 

【タブレット型通訳のスマイルコール】


株式会社インデンでは、スマホやタブレット端末を使った法人向けの通訳サービス「スマイルコール」を提供しています
「スマイルコール」とは、専門のスタッフがリアルタイムで対応してくれる通訳サービスです。
通訳出来る言語は六か国。
英語・中国語・韓国語・タイ語・スペイン語・ポルトガル語に対応することが出来ます。

スマイルコールは単なる通訳サービスではなく、ビデオ通話によって通訳をするサービスとなっています。
全国のコールセンターで通訳可能な通訳者が24時間、365日対応してくれるという優れたサービスなのです。

利用者がタブレット端末の画面から翻訳して欲しい言語を選択すると、瞬時にその言語の通訳者と繋がります。
(タブレット端末の画面を通して、テレビ電話のような状態となります)

どうして生身の人間なのか? って思いませんでしたか?
ポケトークという便利な通訳機もあるし、AI翻訳も徐々に開発されつつある。
そんな中で人間の通訳者を使って外国人観光客と会話することの意味はどこにあるでしょうか?
それは言葉の微妙なニュアンスを生身の人間であるからこそ感じ取ることができて、それを翻訳してくれるからです。
このスマイルコールの特徴は、機械やAIでなく、人が訳すからこそ細かなところまで正しく翻訳できるという点にあります。

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どこでスマイルコールが使われているかというと、旅館(ホテルなど)・銀行・ジュエリーなどの小売店などで利用されています。
(他にも佐川急便・オリックスレンタカー・白洋舎などの名の知れた企業が利用しています)

このスマイルコールは全国の14,000店舗で利用されています。
通話サービス国内シェアNO.1なのです。

気になる料金(このサービスを受けるための)は、
初期費用が30,000円。
月々14,000円からの利用料。
月に30分間の無料通話がついていて、それを超えると随時課金をするシステムとなっています。


なんだ、法人向けのサービスじゃ個人的に使えないのか? と思いませんでしたか?
安心してください。
個人向けに通訳者紹介マッチングアプリの「COTOBA」があります
「COTOBA」は、スマホを利用して希望の日時などの条件を入力しアプリ上に投稿するだけで通訳者をGPSで探してくれる(募集してくれる)サービスです。
そして、マッチングが成功したら、直接メッセージを交換して待ち合わせ場所などを決めていきます。

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この「COTOBA」は実際に通訳者があなたの指定したところに来てくれるサービスで、通訳が必要な人と通訳する人を繋ぐサービスなのです。

利用するためには簡単なプロフィールを登録するだけで利用可能になります。
気になる料金は、時給1,500円~20,000円以上と通訳者さんによって違いがあるようです。
ですから、依頼する側の予算に応じて利用できるシステムとなっています。


通訳者には料金など自分の条件にあった依頼を知らせてくれるので、自分にあった通訳ビジネスの選択が可能となります。
そして、通訳案件が終了したら、アプリを通して報酬を受け取ります。

日本語の他に外国語が話せれば誰でも登録することができます。
通訳をやりたいという方がいたら、「COTOBA」に通訳者として登録してみてはどうでしょうか。


実はこの通訳に関して法改正があり、それによって「COTOBA」というビジネスが可能となったのです。
以前は通訳ガイド制度といって、報酬を得て通訳ガイドをするには通訳案内士という資格が必要だったのです。
(改正通訳案内士が平成30年(2018年)に施行されたのです)
現在は、外国語を話せる人であれば、通訳の仕事をしてお金をいただくことができるようになったのです。

 

 

【一般宅で出来るインバウンドビジネス】


「airKitchen」は、外国人観光客と一般の家庭のホストを結びつけるマッチングサービスです。
一般の方がairKitchenに登録することで外国人観光客を自宅に招き入れて料理を教えることができるのです。
つまり、日本で料理を教わりたい外国人と料理を教えたい日本人をマッチングさせるサイトなのです。
外国人観光客を自宅に招き料理教室を開くことができるビジネスです。

このサービスを利用するのは日本食が好きな外国人であったり、日本の一般家庭の日常を体験したりしてみたい外国人などが利用しているようです。

そこには日本に来る目的が日本食を食べること、という外国人のニーズが高いことがあるのです。
日本でしてみたいことのアンケート調査では、「日本食を食べること」が71%もあります。
その日本食というなかに一般家庭の食事を食べてみたいというニーズが含まれているのです。

この「airKitchen」は、登録した人がメニューや金額を自分で決めることが出来るのです。
なかには「キャラ弁」を外国人観光客に教えている人もいるようです。

外国語だけではなく料理も教えたいという人は「airKitchen」に登録してビジネスをしてみてはどうでしょうか。 

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【個人的な意見】


外国人観光客の旅行消費額は4兆5,189億円という数字はもはや大きな産業と呼べるものです。
いまや旅行や訪日する外国人を無視した商売は成り立たないと言ったら極端かもしれませんが、日本経済に与える影響は年々増えつつあるように切っても切れないものとなっています。

ただ、生身の人間が行う通訳という職業(職種)は、いまのところ有効ですが、AIロボットが登場してくる近未来には廃れた職業となってしまうでしょう。
人間の感情の機敏や情緒なども学習したAI翻訳機(ロボット)が必ず開発されるからです。
それもその国家、その民族特有の文化的な背景や宗教観などを理解した上での通訳が可能となっていくでしょう。
ただ、それにはもう少し時間がかかるようです。

もしかしたら近未来の日本は、多種多様な人種のルツボとなっているかもしれません。


個人的には、外国の方が日本の食文化、観光地、歴史などに関心を持ってくれるのはとても嬉しく思います。
ですから、2020年の東京オリンピックが終わったら外国人観光客が減ったなどということがないことを願います。

 

お読みいただきありがとうございました。