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「(旧タイトル:サーチライト)AIなどの最先端技術と人間の幸せが両立する社会を実現(目指す)するための提言」

『AIロボットの普及によって無くなる職業の特徴』

AIロボットの普及によって無くなる職業の特徴!


【世界最先端のアメリカのAIロボット】
AIロボットの時代が訪れようとしています。
そのAIやロボットが一番進んだ国はどこかというと、残念ながら日本ではなく、アメリカなのです。


〈出前ロボット〉
アメリカの西海岸サンフランシスコでは、小さなロボットが活躍しています。
小さな箱型の体に四輪とアンテナがついています。
搭載しているカメラによって道や歩行者などの状況を正確に認識することができます。

小さな箱型のロボットは歩道に存在するさまざまな障害物(歩行者や建物など)を避けるだけでなく、道の状況(デコボコ道などの悪路)まで把握して目的地に進んで行きます。

アプリで出前を注文することが出来るのです。
AIロボットが目的地に到着するとスマホに到着したことを知らせます。
連絡を受け取った人は歩道に行き、ロボットの蓋を開けて中から注文した物(例えばタピオカミルクティー)を取り出します。
この宅配ロボットは「全自動出前ロボットのキウイ」と言います

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AIを搭載した全自動で動く出前ロボットです
スマホで注文すると指定した場所まで商品を運びます。
アプリを登録して注文すると商品が約30分以内に到着します。
注文した人はアプリでいまどこにロボットがいるかを見ることも、あと何分で到着するかを知ることも出来ます。

 

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開発したのはバークレー市にあるロボットのベンチャー企業キウイです。

広大な土地を持つアメリカでは、日本のようにあちらこちらにコンビニがあるわけでないのです。
ですからアプリで呼べば出前してくれる出前ロボットの存在はとても便利なものなのです。

さらに実験段階ですが、アプリで呼ぶことが出来る無人のスーパーマーケットのロボットが開発されています。
未来カーを思わせるフォルムに野菜などを乗せて運び、指定された場所まで移動します。
使い方は出前ロボットとほぼ同じです。

 
なにが便利か?
利用者はお店に足を運ばないで済みます
つまり、自宅の目の前に到着場所を指定すれば自宅の目の前で商品を受け取れるのです。
移動する労力と時間の節約になり、利用者にすれば“便利”なのです

ここにAIロボットが求められ、広がっていく理由があります
“便利なもの“は、必ず普及するということです
AIロボットは、増々人間の“便利な生活”を増やしてくれます。
ですから、AIロボットが世界中に広まるのも時間がかからないでしょう。
人はいつの時代も“便利さ”を求めるものですから。
“便利さ”の流れを止めることは誰にもできません。

客が店舗に行くのではなく、店舗が客のところへ行くという価値観の大逆転がいま起きようとしているのです。

それは同時にAIロボットの普及により、いまある仕事が奪われていくということを止めることが出来ないということを意味します。

 


【無くなる職業トップ10】
アメリカのブルッキングス研究所が発表した調査結果があります。
それは今後無くなるとされる職業です。
AIロボットなどの社会進出によって(つまり自動化)無くなっていくと予想される職業のトップ10は次の通りです。

1位  調理・配膳の仕事 (81%の確率で)
2位  製造業 (79%の確率で)
3位  オフィス・事務補助 (60%の確率で)
4位  農業・漁業・林業  (56%の確率で)
5位  輸送業  (55%の確率で)
6位  建設業  (50%の確率で)
7位  機械設置・保守・修理工  (49%の確率で)
8位  営業関連の仕事  (43%の確率で)
9位  医療補助  (40%の確率で)
10位 法律関連の仕事  (38%の確率で)

ここで%が低いからといって無くならないというわけではありません
例えば、無くなる%が50%だとすると、いまある仕事の内約半分(50%)はAIロボットに奪われて無くなる可能性が高いということです。
AIロボットが対応できない特殊な仕事に関しては無くならない。
つまり、100%完全に奪われるわけではないが、部分的にAIロボットに仕事を奪われてしまうという意味と捉えたほうがいいでしょう。


【AIロボットに奪われる職業の特徴】
このブルッキングス研究所が発表した職業にはある特徴があります
それはズバリ言うと、比較的賃金(給料)の安い業種だということです。
具体的に言うと、平均年収500万円未満の職業ということです

ただ、そうでない業種にまでAIロボットは進出しているので全部が全部、賃金が安い職業とまでは言えません。
ですが、まず先にAIロボットに奪われる仕事(職業)、自動化によって無くなる職業は比較的賃金の安い業種だということです。

 

 

【仕事を奪っていくAIロボット】
じわりじわりといつの間にか、私たちの職場にAIロボットが参入しています。
気がつくと、仕事がなくなった、なんてことも起きてきます。

上記で示したように賃金の少ない職業が一早くAIロボットに奪われるということは、世の中の多くの人がその影響を受けるということなのです。

社会全体からすれば平均年収500万円未満の人のほうが多いです。
ですから半数以上の人の仕事(職業)がAIロボット、自動化によって仕事(職業)を奪われるということになります。

では、なぜ賃金の安い人の職業が無くなるのか? というと、事業を運営(経営)しているのはもちろん経営者です。
そして幹部です。
彼らは何を考えるのか?
それは経営の世界では、聞き飽きた台詞です。
そう、「コストダウン」と「改革(または改善)」です。

経営者や幹部が自らの収入を削るわけがなく、自らの立場を放棄するわけもありません。
当然ながら労働者をロボットやAIに替えることでコストダウンを図ります。
同時に自動化によって事業の安定を図ります。
経営者は時代の流れに乗ろうとします。
これは言ってしまえば当然の論理です。

ですが、当の会社員(労働者)にとってはたまりません。
ある会社で働けなくなったら別の会社で働けばいいじゃないかと考える方もいると思います。
ですが、場合によっては、業種全体がAIロボットなどによる自動化が進み、会社を変えるという転職ができないケースも出てきます。
その業界(仕事)自体が全面的にAIロボットに仕事を奪われてしまったら、人間の労働そのものが不必要となることが考えられるからです。
ですから、若い方の場合は、今後数十年の人生を考えて職業選択をしなければなりません。
職業選択を間違えると数年後、あるいは数十年後に「仕事がない」という状況になるかもしれません。

 

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では、これから増える仕事、職業はなにか? というと、当然ながらAI関連、ロボット関連の仕事です。
これらがこれからの花形産業となることは間違いないでしょう。

無くなる仕事・職業が出る代わりに新しく発生する仕事・職業も出てきます。
例えば、自動車を作るには自動車会社だけでは成り立ちません。
オーディオを作る会社、タイヤメーカー、ナビを販売する会社、車の様々な部品を製造する会社などがあって初めて車が製造されて、それを販売することで自動車会社は利益をだすことが出来ます。

それと同じ事がAI産業・ロボット産業にも当てはまります。
また、AIやロボットを活用した新たなビジネスも発生します。
ですから、必要なのはいままでの古い体質のビジネスにこだわるのではなく、AIやロボットを認めたうえで、その中心産業で生きるか、関連産業で生きるか、または活用する形で生きることによって生き残ることができます。
その認識の変革が必要とされます。

これからの時代は、AIとロボットを抜きにして社会は成り立ちません。
特殊な職業を除いてはAIとロボットに何らかの形でかかわることになります。

要は、時代の変化を一早く気がつき将来設計をすることが求められているということです。

これからの未来は驚くほど便利な世の中になることは間違いありません。
ですが、その中で便利さだけを求める危険性と時代の変化に取り残される人が出てくる危険性が潜んでいます。

AIロボットによって無くなる職業のほとんどが賃金の低い仕事だとすると、AIロボットに仕事を奪われてしまった人たちとAIロボットを活用して成功をおさめる人たちの二極化が進む可能性も出てきます。

時代のキーワードは“便利さ”です
その便利さは「簡単」「素早く」「時間短縮」という意味を持っています

もうAIやロボットを無視しては生きられません。
その時代を受け入れるしかないのです。

 

【個人的な見解】
出前ロボットや移動式のロボットスーパーマーケットが登場してくると、既存の店舗が客を奪われることは間違いありません。
それでなくてもネット注文の普及によって以前より店舗でのお客は奪われています。
AIロボットによる自動化されたビジネスの登場で既存の店舗の経営は増々苦戦をしいられるでしょう。
変化が求められています。

こうした動きが増々進んでいくと、店舗という存在は必要なくなるという価値観が生まれてきます。
すると、店舗で働く人の仕事は当然ながら失われていきます。
店舗で働いていた人の仕事を無人のAIロボットが取って代わるということです。

こうしたAIロボットがいまある仕事や職業を奪っていく流れは止められません。

そんなの先の話だろうと楽観視している人もいると思いますが、40代、50代ならまだしも、20代や10代でこれから社会人になろうとする人たちにとっては大問題です。

20年後、30年後になって職業(仕事)を奪われて露頭に迷うかもしれないからです。
そのときなんの手も打っていなければ経済的打撃を受けることになります。

それだけこれからの時代は大きな変革を迎えようとしているということです。


お読みいただきありがとうございました。