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「(旧タイトル:サーチライト)AIなどの最先端技術と人間の幸せが両立する社会を実現(目指す)するための提言」

『社内に入り込んだAIは敵か味方か?』

AIが社内で業務を監視するようになるとどうなる?


【社内業務を監視するAI】
近い将来における会社内での業務は、AIが監視するようになります

会社によって業務はさまざまですが、現代はネット社会、メール社会ですから、ネット通信、メールのやり取りを中心とした業務に関してAIが企業内部に入りこんでくるでしょう。

それは、業務そのものを監視すると同時に業務上で社員が受けるストレスを無くす意味も含んでいます。 

ですから、「監視AI」を導入した会社では、メールの送受信、出退勤、通話履歴、パソコン上にある書類の内容、社員の会話(独り言を含む)、社員の行動、などを監視するようになります。

これは、人事部や総務部の仕事を一部奪うことになりますが、会社全体でみれば業務の効率化とコストダウンにつながります。 

そして、監視AIがいったい何を監視して、その結果どうなるのかということを述べていきます。

 

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【さぼる社員、怠ける社員を見つけてくれる】
まず、営業職などで外出した際に「さぼる社員」を監視することになります。

AIは社員の持っている携帯のGPSを検知して、外出した社員がいつどこにいるのかということをすべて把握してしまいます。

ですから、業務時間にパチンコ屋に入ったとか、喫茶店で長い時間を過ごしたという「さぼり」が出来なくなります。
これは会社側にとってメリットとなります。

また、社内で仕事をしているようでいて実際は仕事をしていない社員も監視AIは見つけてしまいます。
PCを開いて個人的な趣味のサイトを見ていたり、何時間たっても書類仕事が進んでいない社員の仕事ぶりを白日の下にさらけ出します。

やたらと休憩時間が長い先輩社員に困っている後輩社員にとっては朗報となるでしょう。



【不正防止につながる】
監視AIは、社内での不正を監視します

特に目を光らせるのが違法行為です
不正な会計処理、違法行為と隠蔽行為を監視します

経理課の人が帳簿を誤魔化して不正にお金をだまし取るという事件が起きたことがありましたが、監視AIを導入すればそうした不正行為は出来なくなります。

そうした不正行為をしようとするとAIがブロックしたり、警告を発したりするようになります。
また、上司または経営陣にその情報が届きます。
ですから、社内での不正行為はほぼ不可能になります

このことには別な意味合いがあります。
それは、大企業などに起きがちな、一部の権力者が内部で起きた違法行為を世間に隠して隠蔽することを防ぐのです。

隠蔽しようとする内部のひとにとっては怖いことですが、世間や顧客からすれば、こんないいことはありません。

不正行為(違法にあたる書類作成など)をしようとすると監視AIがその書類を削除します。
ですから隠蔽したり誤魔化したりすることが出来なくなります。

こうなると、以前どこかの自動車会社で起きたリコール逃れなどは出来なくなります。

ですから、こうした監視AI(呼び方は違ってくるかもしれません)を導入していない会社は社会的に信用を得られない時代がやってくるかもしれません。

監視AIを導入しているかいないかによって、その会社の信用度が変わってしまう可能性があります。

黙っていれば分からないだろうという不正は監視AIによってなくなっていきます



【秘密情報漏洩を防げる】
その会社特有の技術や特許、情報などの秘密情報を護ることが出来ます。
それらを外部に漏らすことは、企業の存続に関わりかねません。

未来社会は増々情報が価値を持つ社会となります。
その秘密情報を外部に売り渡そうとする社員がいれば、監視AIはそれを防止します。

具体的には、秘密情報(書類など)をメールで添付したりするとそれに対して警告、メール送信の停止、上司への報告などを行います。
また、特定の人にしか許されないブロックされた情報にアクセスしようとすれば、その人物を特定して報告します。

大事な企業の秘密情報を監視AIが守ります



パワハラを防止してくれる】
監視AIは社内の人間関係にも目を光らせます
社員間の会話、上司と部下とのやり取りを音声と顔の表情、しぐさからさまざまなことを読み取ります。

上司がパワハラまがいの言動をするとそれは記録されてしまいます
(自動車に取り付けられている事故を記録する車内カメラと同じ働きをします)
これは上司のパワハラだけではありません。
部下が不当に上司のことをパワハラ扱いしようとしても、それが本当にパワハラに当たる言動なのかを監視AIは判別します。

ですから、上司にとっても部下にとっても不当な扱いをされることがなくなります



【社員のストレスを軽減してくれる】
監視AIは社員の顔写真を記憶していますから、その社員の調子良いときの表情、疲れているときの表情、いら立っているときの表情などを認識するようになります。

監視AIが社員のマイナスの表情を見つけると、本人と管理者(適切なひと)に連絡がいき、相談したりすることが出来るようになります。
また、AI自身がそうした社員に声を掛けてきます。

ミスをして上司に怒られた社員には「ドンマイ! 本当は、あなたは出来るひとです。次は頑張りましょう」などと励ましてくれるでしょう。

また体調が悪いときには「今日は顔色が悪いですね。無理をしないでね」なんて、声を掛けてくれるかもしれません。

それから、抱えている業務が多すぎて過重労働になっている社員を監視AIは見つけてくれます。
そこで直属の上司に業務の軽減を提案してくれます。
それでも改善されなければトップや組合などにそのことの報告がいくようになります。

監視AIは、人間の声と顔の表情(顔認証機能)から、そっとあなたの心と身体の調子を見守ってくれるでしょう。



【AIがもたらす監視社会について】
監視社会というと、あまりいい意味には聞こえないですが、このように良いこともあるのです。

もうすぐAIと人間とがコミュニケーション取りながら仕事をしていく時がやってきます。

ただ、窮屈といえば窮屈かもしれませんね。

それでも、平気で不正をする人が減ったり、パワハラやセクハラなどが無くなったりする方向にいくのなら、その窮屈さも許されるのではないでしょうか。

不当に高圧的な態度をとる上司や経営者も世の中にはたくさんいます。
監視AIが、そんな嫌な思いからあなたを救ってくれるかもしいれませんよ!


お読みいただきありがとうございました