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「(旧タイトル:サーチライト)AIなどの最先端技術と人間の幸せが両立する社会を実現(目指す)するための提言」

『超未婚社会の問題を考える』

超未婚社会の問題を考える!

 

【大きな社会問題となっている超未婚社会】
今、日本社会は超未婚社会を迎えています。
平成の30年間で進んでしまった社会問題が、「未婚者の増加」です。

50歳まで結婚しない人の割合。
(平成2年➡平成27年)
男性5.6%➡23.4%
女性4.3%➡14.1%

男性の場合、4人に1人が未婚のままでいるということになります。
この数字って、すごいと思います。

 
実は、少子化の原因の90%が結婚の激減なのです。
それは当然です。
子供を産んで育てるためには家庭が必要で、その家庭は男女が結びつき結婚生活をすることから始まるのですから。

実は、結婚した夫婦の出生率はこの30年でそれほど大きな変化はありません。
では、何が大きく変わったかというと、50歳までに結婚する人が大幅に減ったことで少子化が起きているのです。

未婚の人が増えたからといってなにが問題なんだ。
結婚は個人の自由ではないか。
とおっしゃる方も多いと思います。

何が問題なのかというと、
未婚者が増えると、少子化が進む。
少子化が進むと、人口が減少する。
人口が減少すると、労働力が不足し、消費活動が減少する。
労働力が不足し、消費活動が減少すると、経済が停滞し、不景気となる。
不景気となると給料があがらなくなる。
すると個人の生活の質が落ちていく。
そうなると社会全体が負のスパイラルに陥って様々な問題を発生させる。
つまり、このまま未婚社会が進むと、個人(独身者)の幸福な生活を脅かすことになりかねないということです。

ですが、一方ではこう言ったデータもあります。
結婚をしたいと思っている割合。
男性85.7%
女性89.3%
というデータがあります。(18~34歳)
これは、未婚者の約9割は結婚したいと思っているということです。

つまり結婚したいと思っているのに結婚できないということです。
未婚社会は結婚したくない人が増えたわけではないということです。

 

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【未婚社会のAI分析】
この未婚社会の解決のためにAIが膨大な数の結婚に関する大量のデータを分析しました。

独身で交際している人が1年後に結婚したのか、破局したのかをAIが分析しました。
ここで面白い特徴が現れました。

〈結婚に結び付きやすい人の特徴〉
「自分の仕事が終われば退社する」
「毎年健康診断を受ける」
「低血圧」
「疲れを感じる」

破局してしまう人の特徴〉
「仕事を家に持ち帰る」
「ノートPCを買う予定がない」
「エアコンが無くても我慢する」
SNSで情報共有・発信している」
「親と同居したい」
「生れ育ったところに居住」
「家電量販店に行きたいが行かない」


〈分析1〉
AIが出した分析結果に「不健康という危機感が結婚につながる」ということがでました。

アメリカのテキサス大学の論文によると、アメリカの1万人以上を20年以上に渡って調査したところ、自分が危機的状況から逃れたいと思う人ほど、結婚のタイミングが早いという傾向があることが分りました。

不健康というのも危機的状況だということです。

男性の場合、結婚すると寿命が伸びるということがいままでの研究で分かっています。
裏を返せば男性は独身でいると健康に自信が持てないため、結婚を選んでいくという心理が働いているものと思われます。

また、別な研究では「雇用などの経済的な危機感」が結婚に結び付くということが言われています。
つまり、独りで生きていくのは経済的に大変なので、パートナーを見つけて共に生きていこうという心理が働くということです。


〈分析2〉
「男女ともファッションに気を使いすぎると交際が続かない」
男性でも女性でもファッションに力を入れすぎると、相手に警戒されてしまって、交際に到らない、または結婚に到らないという分析結果が出ています。

これはカップル成立のための重要項目が、趣味・ファッションが相手と合うかということです。


【独身でいる理由】
男女とも独身でいる理由で一番多いのが、「適当な相手に巡り合わない」というものでしいた。

 

【ポイント】
不健康な要素が結婚への近道。
長時間労働は出会いを妨げ未婚化につながる。
SNSにはまり込んでしまうと、結婚が遠ざかる。
ファッションに入れ込み過ぎると異性から敬遠される。
結婚の意志はあるけれど、独りでいることに慣れたり満足している人は結婚から遠ざかる。


【個人的な意見】
AIの分析は、人間から見ると「え~なんで?」と言いたくなることが多くあります。
ですが「不健康、経済的な危機感が結婚につながる」ということは、よ~く考えると納得いく気がします。

結婚に関しては、社会の空気というか風習の変化も大きく影響していると思います。
昭和のころは年頃になると男女とも結婚の世話をする人がいたり、独身でいることが不便だったり、社会的に認知されない風潮がありました。
ですが、多様化した現代社会においては、独身で生きていくことに不便を感じなくなったり、独り身でいることを放置する風潮があります。
よく言えば自由、悪く言えば放置されている、と言えます。

結婚に関しては、基本的に個人の自由に任されているということは間違いないことだと思います。
ですから法律で結婚しなさいというものではありません。

ですが、結婚を望む人が結婚をして幸せな人生を送ることが、社会全体にも良い影響をもたらすことは間違いありません。
社会全体から見れば、結婚して幸せに暮らす人が増えることが良いことなのです。


この問題にAIがどうかかわるか。
「AIによる交際マッチングシステム」や「AIによるお見合いシステム」などが結婚したい人の手助けになる社会となればいいと、私は考えます。

独身の男女の間にAIが入ることで、いままで出合えなかった人たちが出会うことが出来ると思います。
また、AIはその個人の性格や生活状況などのデータから相性のいい男女を結びつけることが出来るのではないかと考えます。

今後増々発達するAIが男女を結びつける力となることを願います。


お読みいただきありがとうございました。