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「(旧タイトル:サーチライト)AIなどの最先端技術と人間の幸せが両立する社会を実現(目指す)するための提言」

『人間の生活を楽にするロボット』

人間の生活を楽にするロボット

 今回は、わたしたちの生活を楽にしたり助けたりするロボットの話をしていきます。

 

【コミュニケーションを助けてくれるロボット】

日本はいま高齢社会に突入しています
今後さらに高齢者の人口比率が増えていくことが予想されています。

 

高齢社会(高齢者)の問題はいろいろありますが、ここでは難聴いわゆる「耳が遠い」という問題に焦点を当ててみたいと思います。

 

高齢となってくるとどうしても避けて通れなくなってくるのが、耳が遠くなる(声や音が聞き取りづらくなる)ということです。

 

この問題は、AIとロボットによってやがて解決されていくようになると思います。

 

 それは難聴の高齢者に代わって人の声や音声などをAI搭載のロボットが代わりに聞き取ってくれ、それを文字変換して表示して知らせる会話支援ロボットによってもたらされます。
つまりコミュニケーション支援ロボットの登場で解決されていきます。
耳が遠くても、小さな猫くらいの大きさのAIロボットが人の声を聞き取り、お腹などに搭載されている画面に文字を表示する。
難聴の人はそのAIロボットが表示する文字を読むことで人の話を理解することが出来るようになります。


単純に耳が遠いだけだと、このAIロボットだけで格段に生活の質が変わります
耳の遠い高齢者の方を家族に持っている方ならば、このロボットの登場でいちいち大声を出さなくていいようになります。
また耳が遠くて人との会話がおっくうになっている方にも朗報となるはずです。

 

でも、外出するときに小さなロボットを持っていくことは大変です。
さらにこの技術を発展させるには、小さな機械(スマホ、タブレット、腕時計)などにこのコミュニケーションAIを搭載すれば、スマホの画面、または時計の画面などが表示する文字を見てコミュニケーションが取れます。

 

視力も弱っているというならば、耳にある装置を取り付けることで、直接脳に他人の言葉を伝えることもすでに技術的には可能と言われています。
ですから、耳が遠いことでコミュニケーションがうまくいかない、めんどくさいなどという高齢者とその家族などの悩みは解消されて、生活の質が向上するでしょう。

 


【癒しと安らぎを与えてくれるロボット】
これはセラピーロボットと言われるものです。

 

認知症の老人の方がセラピーロボットと触れ合ったことによって、半数に脳機能の改善が見られた、という報告が出ています。

 

このセラピーロボットはすでに存在しています
株式会社知能システムによって販売が開始されているメンタルコミットロボット「PARO」があります。これはタテゴトアザラシの赤ちゃんをモデルにしたものです。
タテゴトアザラシの赤ちゃんというだけで見た目がかわいいですね。
(全身が白くて可愛い)
やはり動物の赤ちゃんというのは人間の心に安らぎを無条件で与えます
今後はAIの進化によって、個人識別(性格や生活パターン)などのデータを蓄積することで対象の相手にふさわしい対応能力を身に付けていくでしょう。
独り暮らしの寂しさを癒してくれる存在となっていくのです。

 

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【体が不自由な人をサポートするロボット】
これもすでに実用化されているロボットなのですが、身体のどこかに支障があり不自由をしている人の生活支援するロボットのことです。
または、高齢者やハンディキャップのある方の生活支援をするロボットです。

 

開発したのは、なんと自動車メーカーのトヨタ自動車です。
トヨタ自動車が開発した生活支援ロボットは「NEDO」といいます。

 

このロボットは残念ながら二足歩行のロボットではありません。ルンバのような円形の土台に人間の胴体と頭部、そして腕(アームのようなもの)がついているのです。
機能としては、「拾う」「取ってくる」「操縦する」という三つの基本機能が備わっているそうです。

 

ですから、身体を動かすことが困難な人がこれを使うと移動したりせずに済み、ロボットに指示を与えるだけで生活が楽になるのです。
「新聞とってきて」「テレビのリモコンを持ってきてくれ」など言葉で伝えればロボットがやってくれます。

 

これはまだまだ本格的にやってくる支援ロボットの始まりにしかすぎません
やがて家中を自由自在に動き回り、家事全般をするロボットが出現するでしょう。
ですから、身体が不自由であろうとそうでなかろうとも、家事ロボットの登場で人間の生活は革命的な変化が起きてくるでしょう。

 

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【サポートロボットに欠かせない技術】
こうした人間の生活などを支援するロボットには複数の機能が必要となります
その中のひとつをここで紹介します。

 

それは支援ロボットが人間と同じような触覚を持つということです。
ナイーブで柔らかいものや壊れやすい物と固いもの、形がはっきりとしている固形物と洋服のように触れると形が変化するものなどを触って個別に対応できる機能を身に付けるという技術が大切です。

 

もともとAIロボット(アンドロイド)などは、人間と同じ機能をもつ存在を生み出そうとするものですから、触覚を持つようにするということも当然考えられています。
その技術は生体スキン(半導体のようなもの)をロボットなどに取り付けることで人間に近い繊細なことが可能となります。

 

例えば、手術で使用する遠隔操縦するロボットアームの先端にその生体スキンを取り受けることで、まるで医師がその場で患者の身体に触れているような感覚が伝わってきて、より繊細な手術が可能になります。

 

また、人間の皮膚感覚と同じ機能を持っていますから、人間の皮膚が荒れていたら、「お肌の調子がよくありませんね」などと言って、その状態に最適なクリームや薬などを進めてくれるかもしれません。

 


【自分の意見】
AIの技術、ロボットの技術が進んでいる分野、進もうとしている分野はいくつかあります。
その中で多くのニーズと支持が得られるのが、人間のサポート(支援)をするロボットであることは間違いないでしょう。

 

未来社会では、AI搭載のロボット(あるいはアンドロイド)が欠かせない存在となることでしょう。

 

それは人間のように二足歩行しているものもあれば、動物の姿を取っているものもあれば、生物の姿とは似ても似つかないものも存在するでしょう。

 

いずれにしても、人間に奉仕するロボットの登場が待ち遠しいですね。


(専門家ではないため、もしかしたら間違いがあるかもしれません。その場合はお許しください。また、ご指摘ください。)

 

お読みくださり、誠にありがとうございました。