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「(旧タイトル:サーチライト)AIなどの最先端技術と人間の幸せが両立する社会を実現(目指す)するための提言」

『3Dプリンターの使い道(良いニュース編)』

3Dプリンターの使い道(良いニュース編)

 

【親の愛情】


心にグッとくるニュースがあります。

 それは、生まれつき左腕のなかった息子に、彼の父親が息子に義肢を与えたくて、義肢製作の技術(知識)を学び、3Dプリンターで義手(左腕)をプレゼントしたというものです。

 

 専門家でもない人が一から義肢の知識や技術を学ぶということは、なかなかできることではないと思います。
そこには父親の息子への深い愛情があってのことです。

 

 その息子の名は、ジェイミー君(10歳の男の子)
父(カラムさん)が作ってくれた義手をとても気に入ったようです。
それは男の子っぽく青色をしています。

その義手は専門家が作るような高価なものとはいえませんが、ジェイミー君にとっては父の愛を感じさせるとても大切なものなのです。
父が作ってくれたからこそ、余計にうれしいのでしょう。 

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ジェイミー君は義手を得たことで、物を両手で掴めるようになりました。
さらにキャッチボールやハイタッチなども出来るようになったのです。

また、ある日カラムさんはジェイミー君同様に生まれつき片腕のない少女の存在をSNSで知りました
するとカラムさんは、そのキーラちゃん(6歳の女の子)にジェイミー君と同じようなロボット風の義手を作ってあげたのです。
女の子ですからピンク色に仕上げました。

 

キーラちゃんは幼い時に医師から義手は使えないかもしれないと診断されていたようです。
ですから、家族とすればキーラちゃんが義手を付けることを諦めていたかもしれませんね。
そんなときに救世主のように現れたのが、ジェイミー君の父親カラムさんだったのです。

 

なにが泣かせるかといえば、息子のために一から義手製作の技術を学んで息子に義手をプレゼントすることもそうなのですが、それで終わらないことです。
他人のキーラちゃんのために義手を製作してあげるなんてことは、思っていてもなかなかできることではないでしょう。

 

以前のキーラちゃんは、あまり学校に行きたがらなかったようなのですが、義手をプレゼントされてからは、義手を友達に見せたくて学校に通うようになったということです。
なんと嬉しいことではありませんか。

 

3Dプリンターというものが二人に生きる自信を与えたのです
(もちろん製作者のカラムさんあってのことです。)

 


【海を救う】


また別のニュースでは、世界的なリゾート地であるモルディブに3Dプリンターで造られた人口のサンゴ礁が設置されたそうです。

 

サンゴ礁のある海って綺麗ですよね。
でも、人間のエゴのせいで海が汚れたり環境が破壊されたりしていることも現実です。
(ちなみにサンゴとは、れっきとした生き物なのです)

 

特にサンゴ礁は一度死んでしまうともとに戻るのが難しいと言われています。
サンゴ礁の存在は海にとってとても重要なのです。
サンゴ礁があるから小さな魚などの生き物が生息できます。
魚以外にもさまざまな恩恵をサンゴ礁からもらっています。
サンゴ礁が死滅すると海が汚れていきます。
サンゴ礁の死は魚などの生存と深く関係するだけでなく、綺麗な海の死につながっていきます。

 

このサンゴ礁保全活動は、オーストラリアのひとたちによるプロジェクトです。
彼らが行ったのは、あくまで疑似サンゴの製作と海への設置です。
疑似サンゴは炭酸カルシウムに似た成分で出来ていて、それを200個ほどのパーツとして海に沈め、海中で組み合わせていくのです。
するとサンゴ礁が出来上がってくるのです。
そうすることで自然のサンゴ礁が蘇ってくること、増えてくることを期待しての保全活動なのです。
サンゴ礁は海の生き物たちにとっては欠かせない存在です。
サンゴ礁を守ることは、海の生き物を守ることでもあり、海自体を守ることでもあるのです。

 

【3Dプリンターに期待する】


先の義手の件だと医療機関などが本格的に行おうとしていることは事実ですし、サンゴ礁保全などは政府(公的機関)が動くべきことでしょう。

 

そうした機関がもっと動いてくれればいいのですが、実際の社会ではなかなかそうなりません。

そうした中で有志のように民間の人たちが立ち上がることはとても社会にとって良いことです。
もっと言うとするならば、
こうした事例こそ3Dプリンターの使い方のお手本ではないでしょうか。

 

3Dプリンターの技術がもっと発展して、同じような活動が社会全体に普及することがとても大切です。

 

医療機関頼み、公共機関頼みだけにならないのが、この3Dプリンターの技術なのです。
民間の人たちに力を与えてくれるのが、3Dプリンターなのです。

 

こうした民間レベルで行うことが今後増々増えて来ることが予想されます
そしてそれに期待したいと思います。

 

(それにしてもカラムさんは3Dプリンターをどこで手に入れたのかな? それが不思議です)


(専門家ではないため、もしかしたら間違いがあるかもしれません。その場合はお許しください。また、ご指摘ください。)

 

お読みくださり、誠にありがとうございました。