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「(旧タイトル:サーチライト)AIなどの最先端技術と人間の幸せが両立する社会を実現(目指す)するための提言」

『アンドロイドは出現するのか?』

今回は、近未来においてアンドロイドが出現するのかということを話していきます。

 

 【アンドロイドとは】
アンドロイドの定義というものは、実はきっちりと決まっているわけではありません。
アンドロイドを日本語に置き換えれば、「人造人間」という言葉が当てはまります。

アンドロイドとは何かというと、「人間に似せて人工的に作られた人間の姿をした人間ではない人工物」ということになります。
もっと簡単にいうと「人間のような姿をとっているロボット」ともいえます。
少なくとも「外見を人間に似せて作られている」ことがなければアンドロイドとはいえません。
一番簡単な言い方は「人間もどき」です。

 

ただし、人間のような姿をしてはいますが、その能力は遥かに人間の能力を上回ります。
未来のアンドロイドは当然ながらAIを搭載しているか、大規模なAIとネット接続されています。
ですから、知識、情報の点でも人間を遥かに凌駕しているのです。
身体機能においても知識、情報においても人間が太刀打ちできない存在こそが未来のアンドロイドです。
なんの、人間には人生経験で培ってきたものがあるのだといっても、そうした人類が経験してきた経験知そのものをAIは学習して身に付けていますから、生身の人間が対等に勝負できる存在ではなくなっています。

 


【ロボット】
・アンドロイドとロボットは違うのか?
アンドロイドという言い方をするには少なくても見た目、姿が人間に似ているか人間そっくりでなければアンドロイドとはいえません。
アンドロイドは人間に限りなく近い存在を人工的に生み出そうとする科学的欲求の極致であると言えます。

 

一方ロボットという言い方にはアンドロイドよりも広範囲の意味が含まれているようです。
それは人型を取っていなくても、会話をし、人間のように思考したとしてもその人工物をロボットと呼べるからです。

 

例えば映画「スターウォーズ」に出てくるC-3POは人型の姿を取っているので「アンドロイドに近い存在」で、R2-D2は少し人間の姿からは遠いから「ほぼロボット」と呼べるでしょう。

 

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現代で例えるならば、ホンダ技研が作ったASIMOはロボットです。
ロボットというものはすでに産業分野などの世界では欠かすことが出来ない存在となっています。
特に製造業などの工場ではとっくの昔にロボットが大活躍しています。
ロボットなしでは製造業は成り立たなくなっています。
しかし、そのロボットは決して人間の姿を取ってはいません。
人間の一部(大多数は人間の手)を代行する作業をするために製造され仕事を与えられています。

 


【ヒューマノイド】
アンドロイドとほぼ同義語に当たるのが「ヒューマノイド」です。
こちらも人造人間という意味が該当します。
ヒューマンという言葉が含まれているように、明らかに「人間のようなもの」「人間に近い人工物」という解釈と言っていいでしょう。
ヒューマノイドの場合、明らかに基本素材は生物としての人間です。
(ただし現時点では基本素材が生物としての人間ではなくてもヒューマノイドと呼ぶ)
あるいは人間が持つ臓器などを持った一番人間に近い存在かもしれません。
なぜなら、クローン技術の進歩によって自らの臓器が機能しなくなったときに自分の細胞などからクローン臓器を作り出して自らの身体に移植する、これなどもヒューマノイドと呼べるでしょう。
そのクローン臓器をさらに高機能にしたり、移植手術のときに別の機能を付け加えたりすることも考えられるでしょう。
つまり、身体機能などのアップグレードが出来てしまうのです。
通常の人間が持つ筋力や機能を超えた能力などを持つことができ、そうした存在をヒューマノイドと言っていいでしょう。

 


【サイボーグ】
もうひとつ似ている概念があります。
それは「サイボーグ」です。
こちらは人間や動物などがその身体機能や体の一部を機械に代替させている人型の生き物ということになります。
つまり、主体的な身体は生物である人間であったりその他の動物であったりすることが、アンドロイドやロボットと大きく違います。

 

元々の素材が人間をベースにしているのか、初めから機械ありきなのかという違いです。
ですから、日本人に分かりやすく言うとするなら、「仮面ライダー」ということになります。
仮面ライダーは人間であったものが事故などによって傷を負い、文字通り改造されて人間の能力を遥かに越えた機能を持つに至った正義のヒーローです。
(ただし、ここでいう仮面ライダーは昭和の仮面ライダーをイメージしています)
ですから、生物的な人間などの生き物から機械などを組み込んだ存在がサイボーグということになります。
ヒューマノイドとサイボーグは非常に近い概念であると言えます。

 


【AIとアンドロイド】
では、AIとアンドロイドとはどう関係しているのかというと、AIは未来的にいうとアンドロイドやロボットに搭載される機能の一部となることは明白です。
AIの機能なくしてアンドロイドもロボットも存在しないでしょう。(未来の話)

 

かといって、 AI = アンドロイド、またはロボット なのかというと、
これは必ずとは言えないと考えられます。

 

AIはさまざまな機械などに搭載することもできるし、AI単独で存在することもできるからです。
イメージとしてはスーパーコンピューターに取って変わるのが「未来のAI」となるはずです。
シンギュラリティ以降のAIでは、AI自体の存在が独り歩きしていく可能性だってありますから。


結局、アンドロイドとロボット、ヒューマノイドという言い方に現時点ではそれほど違いはなく、その呼び方の境界線は非常に曖昧であるということです。

 


 【アンドロイドは何のために存在するのか】
その答えは到って単純です。
それは我々人間に代わって労働(仕事)をするために生み出され使用されるのです。
または、人間の生活、人生に貢献するために作りだされるのです。
別な表現をすると、人類に奉仕するために生み出されて使用されるといいうことです。

 

それはどんなことなのかというと。
・危険な作業を人間に代わって行う。
・人間よりも正確に早く仕事や作業を行う。
・人手不足を補うためにアンドロイドが投入される。
・人間の生活がいまよりもより良く便利になるために必要とされる。
・人間を補助するため。
・人命救出のために活動する。
・戦争の道具として使用される。

最期の戦争の道具としてアンドロイドやロボットが生み出され使用されるということは、たぶん多くの人が予測していることだと思います。
科学者という人たちはときに人間としての倫理をどこかに置き忘れて科学的発明をすることがあります。
(大多数の科学者は倫理を守っている)
特に戦争などが起きたときには、必要悪として科学技術が求められ使用されることがあります。
それは先の大戦における原子爆弾などが典型といえるでしょう。
同じ科学技術で原子炉を運用すれば人間の生活に欠かせない電気エネルギーを作り出すことができますが、その方向性を間違えば、人類を滅ぼしてしまいます。

 

 

間違ってもこうなってはいけないということは、次のことです。
1. アンドロイドやロボットを戦争の道具として生み出し使用してはいけない。
2. アンドロイドやロボットなどが人間という存在を無視して人間を支配する存在となってはいけない。
3. アンドロイドやロボットなどを一部の人間が財や権力を使って、私利私欲のために生み出し使用してはいけない。

 

 

 【希望的意見】
わたし自身が考えるアンドロイドやロボットなどの存在は、人間の友としての存在です。

仲間であり、ときには家族の代わりとなる存在であって欲しい、ということです。

 

決して人間に害を与えたり支配したりしてはいけないということです。

 

今後、未来に向かって確実にAI、そして人間そっくりの身体(皮膚や特徴)を持つアンドロイドやヒューマノイドの技術が進歩することは確実です。
それがやがて未来のどこかの時点で出現していくでしょう。

 

一家に一台お掃除アンドロイドなどと、どこかの会社が宣伝を始めるでしょう。

 

未来のおいては、新たなる価値概念が生れるのです。
それは現時点では人間は基本的に「男性」と「女性」の二種類であります。
また世界的に観れば「白人」「黒人」「黄色人種」などの違いがあるだけです。
しかし、未来社会においてはそこに「アンドロイド」「サイボーグ」という新たな存在が生れてきます
果たしてそれらを「人類」として認識するのか、市民権を与えるのか、戸籍を与えるのか、あくまでも機械としてしか認めないのかという価値判断が求められるようになります。

 


そのときに人類が人としての尊厳を失わないことを

願ってやみません。

 

それは人間とはなんなのかという人類に対する

問いかけでもあります。

 


(専門家ではないため、もしかしたら間違いがあるかもしれません。その場合はお許しください。また、ご指摘ください。)

 

お読みくださり、誠にありがとうございました。