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「(旧タイトル:サーチライト)AIなどの最先端技術と人間の幸せが両立する社会を実現(目指す)するための提言」

『最新のホームセキュリティー事情』

最新のホームセキュリティー事情。


【住宅犯罪】
住宅で発生する犯罪で多いのが侵入窃盗です。
平成30年に住宅を対象とした侵入窃盗犯罪の発生件数は、約32,000件です。
その被害額は、700億円を超えると言われています。

こうした住宅の侵入窃盗犯罪を防ぐ上で大事なポイントがあります。
それは5分間、侵入を防ぐことができれば侵入窃盗犯は諦めるというデータがあるのです。

 

〈侵入を諦める時間〉
侵入窃盗犯が侵入を諦める時間は、
5分以内・・・68.5%
10分以内・・・22.9%
10分以上・・・8.6%
となっています。

ですから、まずは5分間侵入を防ぐことができれば7割の確率で犯罪にあわないですみます。
長くても10分間侵入できなければ、ほとんどの侵入窃盗犯が諦めてしまいます。

 
【侵入を防ぐ、21世紀の防犯ドア】
住宅のドアや玄関ドアなどを製造販売しているYKKapという会社があります。
YKKapでは、防犯と便利の二つのコンセプトを持つ未来のドアを開発しています。

特徴は玄関ドアの外観を自在に変えることができることです。
さらにドアには取っ手やガキ穴がありません。
では、どうやって玄関を出入りするのかというと、家族の顔をドアに記憶させます。
登録された家族が玄関ドアの前に立つと、顔認証機能によって自動でドアが開きます。
つまり、鍵が必要ない、両手が塞がっていてもスムーズに玄関から室内に入ることができるのです。

玄関ドアの外側は防犯の役割がありますが、内側は住む人に便利なサポート機能がついています。
内側にはAIスピーカーが搭載されていて、スクリーンのようになっている内側のドアからさまざまな情報を知らせてくれます。
それは、天気の情報であったり、交通情報(電車の遅延など)だったり、花粉情報、忘れ物のチェックなど、その人に必要な情報を知らせてくれるのです。

他にもYKKapの開発した「未来マド」というものがあり「マドが情報を持ったなら」というコンセプトで作られたものです。
この未来マドには以下のような便利な機能を持たせるように考えられています。
「窓に天気情報を元に自動で窓が開閉し換気を行う機能」
「窓を通じてテレビ電話を行う機能(外部の人とコミュニケーションが取れる)」
「窓に家族宛てのメッセージを書くことができる機能(伝言板のようなもの)」

こうした便利でコミュニケーションが取れる窓やドアを開発しています。

つまり、内側は家族のためになるもの、外側は防犯を目的としたものとなっているのです。

 

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【最先端の会社セキュリティーアイテム】
会社で働く人が子供を併設しているキッズルームに子供を預けて仕事ができる会社があります。
そこで問題なのがセキュリティーです。
勝手に他人が出入りされたら犯罪が起きてしまうかもしれません。
ですからセキュリティーがしっかりしていないと親としては安心して働けません。

キッズルーム付きワークスペースなどで使用されているのが「Akerun(アケルン)」です。
「Akerun」は入口のドアに設置する防犯システムです。
「Akerun」は普通のドアに取り付けることで電気錠として使用することができるシステムです。

「Akerun」は三つの機器で構成されています。
・サムターンを自動で開閉するための機器をドアの内側に両面テープで取り付ける。
 (アケルン本体)
ICカードリーダーをドア近くに取り付ける。
・ドアセンサーをドアの上部に設置する。(ドアの開閉をチェックする)

この三つを簡単に取り付けるだけで防犯レベルがぐっと高まり電子錠となります。


一般的な電気錠との違いは、一般的な電気錠だと好きなドアに取り付けることが難しい。
さらに電気錠を取り付ける費用が高額(約100万円)である、という難点があるのです。
しかし、「Akerun」なら一般的な電気錠よりもかなり安い費用で取り付けることが出来ます。


〈Akerunの利点〉
一つ目は、鍵をクラウド上で発行することができるため、ある特定の人間、あるいは時間指定をすることができる。
つまり、出入りできる人間に制限を設けたり、出入りできる時間帯を業務中だけとするなどが自由に設定することができるのです。
例)正社員は常時鍵を開けることができるが、アルバイトはそのシフトの時間しか鍵を開けることができないように設定出来る。

二つ目は、利用履歴がウェブ上で把握できることです。
ウェブ上から利用者、利用時間が確認できるのです。
誰が何時に入退出したのかが一目瞭然となっているということです。


【未来型住宅は秘密基地】
こうしたことから予想されることは、将来は住宅(あるいは建物)自体が情報端末化するということです。

パソコンやスマホが必要なくなる時代もそのやってくるかも知れません。

家の中でも街中でも、あちらこちらに情報端末の代わりの機器などが溢れる社会となっていくでしょう。

これからの時代は情報端末とそれ以外の物という概念が崩れてくるでしょう。
わたしたちの身の周りのほとんどが情報端末の役割を持つ未来社会がやがてやってきます。

それは20世紀と比べると画期的な便利さを手に入れた世の中となるでしょう。


お読みいただきありがとうございました。