幸せな未来を考えたい人のための幸せな明日を探せるブログ

「(旧タイトル:サーチライト)AIなどの最先端技術と人間の幸せが両立する社会を実現(目指す)するための提言」

『近未来は恋愛結婚する人がいなくなる?』

【いま、世の中は婚活ブーム】


「終活&婚活ツアー」
終活を考えながら同時に結婚相手を見つけるツアー。

「仮面婚活」
外見に惑わされずに相手を選びたい人たちが仮面をつけて婚活する。

「鬼ごっこ婚活」
手つなぎ鬼で遊びながら相手の性格を見極める。

「婚活(コーンカツ)」
コーン(トウモロコシ)を収穫しながら婚活する。

「すだれ婚活」
平安時代のようにすだれ越しに語り合うすだれ婚活。

「ゴミ拾い婚活」
ゴミを拾いながら結婚相手を見つける。

などなど・・・。 

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 【増え続ける生涯未婚率】


実は、1990年代以降に生涯未婚率(一度も結婚することのない人の割合)が急激に上昇しているのです。

現状は、女性で14.1%(7人に1人)、男性の23.4%(4人に1人)が生涯未婚となっています。

生涯未婚率が増え続けるとどうなるか?
一番心配なのは、人口減少です。
基本的に結婚しない人が増えるということは、子供をもつ人が減る、ということになります。
そうなると、社会全体の人口が減ります。
人口が減るとどうなるか?
ものすごく単純に一言でいうと「社会が斜陽する」ということです。
それは“衰退への道”と呼んでもいいでしょう。

人口が減れば、経済活動(消費活動)する人が減ります。
企業はお客の取り合いになり、業績低迷する企業や倒産する企業が増えます。
また、企業は人手不足を解消することが困難になります。
世の中は不景気が続くようになります。
給料は上がらず。
一部のお金持ちと貧困層の格差は広がります。

こうして社会全体が斜陽化することで、個人の生活にも影響が出てきます。
社会全体と個人の幸福とは深く結びついているからです。

 

 

【恋愛しない若者たち】


合コンはめんどくさい。
友人などの紹介では、どんな人が来るのか不安。
(要するに自分の好みに合わない)
恋愛相手を見つける時間が無駄!
など、現代の若者は恋愛に対して消極的です。

こういう言い方をすると年齢がバレますが、最近の若者は「恋愛」をしなくなっているのです。
“恋愛”をめんどくさがる傾向があるということです。
恋愛をコストパフォーマンス的にとらえて損だと考えてみたり、「しんどい」「めんどくさい」「一人の方が楽」などと考える人が増えているのです。


そんな20代の若者にうけているのが、「交際0日婚」なのです。
「交際0日婚」とは、始めから結婚することを前提に婚活し、恋愛期間をバッサリ切り落として、婚約または結婚してしまうことです。

こうした人たちの考えはこうです。
「彼氏が欲しいわけじゃなく、結婚相手が欲しかった」
「だから恋愛抜きで結婚相手を見つけるのが一番効率的!」 

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たしかに、恋愛ってエネルギーが必要ですよね。
それに「好き」という気持ちが成就しないことも多い。
つまり、失恋して傷つくことが当たり前なのが恋愛というもの。
恋愛中は、ヤキモキして他のことが手につかなくなったり、嫉妬してみたり、喧嘩したり、相手の気持ちが理解できなくて悩んでみたりします。
そうした意味では苦悩が多いのも恋愛でしょう。

すったもんだした末に、別れる。
また別な相手を見つける。
なかなか恋愛の相手が見つからない。
年齢だけが増えていく。
つまり婚期が遅れていく。

だったら、初めから結婚相手を見つけた方が苦労しない。
という思考回路になっている若者が増えているようです。

 

 

【近未来予測】


「交際0日婚」、現代の若者には新鮮でも別に新しいことではないのです。
いま流行りの婚活は要するに「お見合い」です。
お見合いという男女が生涯の伴侶を見つけるシステムは昔からありました。
昔は、近所の世話焼きおばちゃんや親戚などが婚期を迎えた男女の仲を取り持ち、結び付けていました。
男女の家柄、環境、性格などを考慮して、結婚生活が上手くいくだろうと思われる相手を人生経験豊富な年配者の目線で選んでくれたのです。
ですから、結婚式当日まで相手の顔も見たことがない、なんてこともしばしば。

時代は変わり、愛する異性を親や他人が決めるなんてナンセンスだと、若者たちは自由に異性を選び恋愛を求める時代がありました。

そしてまた時代は婚活というお見合いが流行る時代へと変貌したのです。
(この要因は複雑で、この記事ではとても書ききれません)

とにかく婚活なんて真新しい言葉を使っていますが、要はお見合いです。
自由恋愛とお見合いの違いは、初めから結婚を大前提とするかしないかです。
ハラハラドキドキの気持ちを重視するか、心の安定を重視するかでしょう。

そうした意味では婚活アプリなど個人情報をマッチングさせたお見合いは結婚相手を探すことには長けていると考えられます。
だって、恋愛って、男女の境遇が離れていたり、障害やライバルがいたりするほうが燃えるからです。
代表的なのが「ロミオとジュリエット」です。
親同士が反対している。
身分が違う。
など、障害や妨害があることによって男女の気持ちは愛を成就しようと情熱を燃やします。
でも、大変なのです。


こうした婚活アプリによる結婚相手を見つける現象は、今後AIのさらなる発達により加速的に普及していくことになる近未来が予想されます。

AIに地球上の「恋愛」「結婚」に関する莫大なデータが蓄積され、人類の思考パターン、個人情報の解析が進化することによって、性格、環境、DNA(遺伝的要素)、容姿、希望条件などを考慮した最適な結婚相手をマッチングしてくれるようになるでしょう。

AIが独自に人類に奉仕するようになれば、地球上での繁殖に興味のなくなった人類に「そろそろ婚期が近づいています」「あなたにぴったりの相手がみつかりました」「あなたの第一候補は・・・、第二候補は・・・」などと結婚を催促し、人類の人口減少を食い止めるために世話焼きおばさんのように独身者に婚活を進めてくるでしょう。
それはウザいほどに!

近未来は苦労せずに自分に最適な結婚相手を簡単に見つけられる、というかAIが見つけてくれる社会となるでしょう。
それが良いかどうかは・・・。

もう一つ言うと、そうしたAIによる人類の繁殖に対するお節介に対して、反旗を翻す運動も出てくるでしょう。
そのキーワードは「人類に自由を」です。

 

 

【個人的な意見】


恋愛って大変だし、傷つくことも多いけれど、ハラハラドキドキしたり、キラキラした時間でもあると思います。

人間って「愛」を求める生き物で、その本能として子孫を残す機能が備わっています。
子孫を残すという人類にとっての本能から異性を好きになり恋愛する。
やがて結ばれ子を持つ。
これが人類の宿命なのではないでしょうか。

恋愛を考えると、なによりも長い人生のなかで、異性というものを美化する時期を持つことが人間には重要な意味があると思えます。

結婚したくても出来ない理由に「出会いがない」ということがあります。
婚活アプリや近未来のAIによるマッチングによって、そうした悩みは激減するでしょう。
今よりもっと最適な相手を簡単に見つけられるようになるでしょう。
(ただし、その相手を受け入れるかどうかはその人の自由意思による)

恋愛観や結婚観は時代とともに変化しますから、いまの時代のスタイルが一番良いかどうかは一概には判断出来ません。

ですが、昔も今も、そして未来も変らない普遍な姿がひとつあります。
それは「男が女を」「女が男を」求めることです。 

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 個人的には「婚活アプリ」、「AIによるマッチング」大歓迎です。
人間にとって大事なことは、男女がどうやって出会ったかではなく、愛というものに目覚め、大切に育てることだと思っています。
永遠に分かりあえそうもない男女が、如何にお互いを理解し合い、信じあい、協力して、ともに人生を歩んでいくのか、ということこそ重要だと思います。

 

お読みいただきありがとうございました。